2022年・出場マラソン大会振り返り

2022年(1~12月)はハーフマラソン4本、フルマラソン3本に加え、初めて富士登山競走・五合目コースに出場したり、コロナ禍においても充実した1年でした。出場した大会を振り返るとフル・ハーフともにPBは更新しましたが、年初に設定した目標は達成できず、まだまだ課題や反省点が多い年でした。

1月:第22回ハイテクハーフマラソン

赤羽ハーフが10㎞のみの開催だった為、初めて第22回ハイテクハーフマラソンに参加。シューズはAir Zoom Tempo Next %を使用し、タイムは1:32:49(ネット1:32:02)でハーフPBを2分49秒更新。

参加者数が桁違いに多くお祭り的な大会ですが、水が無い給水所があったり、折り返し付近は混雑で危険なすれ違いがあったり、コースに対して明らかに参加者数がキャパオーバーと感じました。おまけにゴール後は預けた荷物がなかなか出てこず、すっかり汗冷えしてガタガタ震えるほどの状況・・ ランナーの記録や安全性よりも大規模での開催が目的のように感じられ、おそらく今後エントリーすることはないと思います。

2月:第34回UPRUN府中多摩川風の道マラソン

コロナ禍においては参加者数が限られる小規模大会の方が安心かと思い、UPRUNさんの主催する大会に初めて参加。受付もスムーズ、小規模とはいえ記録は自動計測、給水/給食もちゃんと有り、全体的に好印象でした。それに多摩川沿いのほぼフラットなコースなので天候が良ければ記録が狙える大会。

シューズはエアズームテンポネクストを使用し、タイムは3:49:06(ネット3:49:01)。目標のサブ3.5には届かなかったもののPBは更新し、サブ4ランナーの仲間入りができました。とはいえハーフ以上の距離をテンポネクストで走るのは初めてということもあってか、25㎞辺りで突然ハムが攣り、それからが地獄でした(苦笑) シューズがぽんぽん反発するので調子こいてると地獄を見るという典型的なパターンでしたね。あとは参加者が少ないので自己練に近い感覚でした。

その他、気になった点は一部のロードバイクがもの凄いスピードで走っていくので注意が必要。折り返し地点ではスタッフの方が見てくれてはいるものの、途中、人やチャリがいようともお構いなしに突っ込んでくる完全に目がイッたヤバいロードバイクにも複数遭遇したのでコースについてはあまり良い印象はありません。運営元には好印象を抱きましたがそれが残念な点でした。

3月:第7回柏の葉 春らんRunマラソンwithクールノット

前回サブ3.5が達成できなかったのがとても悔しくて2週間後に再挑戦。シューズはズームフライ4を使用し、タイムは3:55:36。さすがに2週間での再挑戦には無理があり、最初から体が重くて重くて終始苦しい大会でした。一方、苦しいなりにも前回に続きサブ4は達成できたので少しずつ力はついてきたようには思いますがやはり悔しさは残りました。

この大会は、柏の葉公園内を周回するほぼフラットなコースなのでコンディションさえ良ければ記録は狙いやすいと思います。所々、石畳の箇所が固いので足への負担が気になりました。

グッドスポーツさんの大会は2度目でしたが、いずれもMCが周回の度に参加者を盛り上げてくれるのでとっても力になるんですよね。参加者数も数百名で多すぎず少なすぎず走りやすかったです。

4月:第40回スポーツメイトラン葛飾区荒川河川敷堀切橋マラソン

UPRUNさんの大会に続き、スポーツメイトランさんの大会に初参加。荒川・堀切水辺公園発着のコースは他の大会で走ったことがあり、ほぼフラットでロードバイクが少なく走りやすいです。小規模な大会でも運営はスムーズで純粋に記録や走ることに専念できました。

シューズはエアズームテンポネクストを使用し、タイムは3:52:45でした。

前回の大会後、3回目の新型コロナワクチンを接種し、それからというもの絶不調・・ 摂取前はガーミンの推定VO2maxが58あったんですが、接種後1~2ヶ月でみるみる低下し52まで落ちてしまいました。(VO2maxは未だ完全には戻っておりません)息苦しくなるペースは随分低下し、追い込んでも心拍が上がりきらない状態がしばらく続いていたんですよね。

そんなこんなで体が重い上に39㎞過ぎで激しくハムが攣り・・・結局、サブ3.5は達成できないままシーズン終了。

7月:第75回富士登山競争・五合目コース

大会エントリーのクリック合戦に勝ち、ようやく念願の富士登山競走に参加することができました。富士吉田市役所前(770m)をスタート後はひたすら上って五合目・佐藤小屋(2230m)がゴール。

山頂コースへエントリーできるのは五合目コースで2時間20分切りをしたもののみで、今回の目標は山頂挑戦権を得ることでした。その為、エントリーが決まってからは毎週末に近くの橋(約1㎞最大勾配6~7%)をひたすら2時間往復したり、現地で3回試走(目標タイムは1度クリア)もして大会に臨みました。

シューズはアディゼロプロを使用。自分の場合、試走では馬返しまでが課題で、遅くとも1時間12分台で通過できれば目標はギリでクリアできるだろうと考えていました。当日は予定通り1時間12分で通過でき、気持ち的に楽にはなりましたが、やはり試走と本大会では人数も大違いですし、想定外のことが起こってしまいました。

3合目過ぎで前の人を抜こうと少し段差の大きな所を進んだ際につまずいてしまい、その際に思いっきり足(ハム・ふくらはぎ)が攣って転倒。激痛で暫く動くことができず、大幅にロスしてしまいました。何とか動けるようになった後、足の状態を見ながら懸命に進みましたが雲切不動付近で目標タイムをクリアできないことが分かりました。それでも念願の大会だったことから手を抜かずゴールまで全力で走り切りました。タイムはネットで2:27:17、山頂コースの挑戦権は獲得できませんでした。

あの時もっと冷静になり、無理のない場所で抜いていれば・・等々、「たられば」だらけでしたが、それもこれも実力のうち。反省点も多いですが、目標タイムを切れないとわかってからも力を抜かずゴールまで全力で走りきれたので、むしろ悔いはなく爽快でした。

また来年エントリーできるかどうか分かりませんが、次こそは山頂コース挑戦権を獲得したいと思っています。(※2023年も無事エントリーできました。追記:2023年3月20日)

10月:東京レガシーハーフマラソン2022

何気なく抽選に申し込んだところ当選してしまったというのが正直な感想。エントリー料が高くてビックリでしたが、東京オリンピック・パラリンピックのレガシーとして開催される記念すべき第1回大会であること、新国立競技場が発着ということもあって参加を決めました。結論からいえば、受付から本大会まで運営も素晴らしく、とても盛り上がったイベントで参加して本当に良かったです。

コースはアップダウンがあって記録を狙うには厳しい大会だと思いますが、さらに大会当日は気温の高さと蒸し暑さもありました。また、大会前には父の闘病・他界(享年88)もあって、精神的にも辛い上に8月末から殆ど走れていない状態で大会に臨みました。

タイムは1:45:09(ネット1:44:40)、2022年ではワーストという残念な結果でしたが当然といえば当然だと思います。途中、脱水・脚攣り・差し込みで一時はリタイアも頭に過ったほど辛い状況でしたが沿道からの応援に力をもらい何とかゴールすることができました。

新しい国立競技場や東京のど真ん中を走れたことは、本当に貴重な体験でとても印象に残っています。

11月:MINATOシティハーフマラソン2022

2019年大会に参加しましたが、東京タワー周辺を走るコースがとても気持ち良かったことから再度抽選に申し込みしたところ見事当選! ですが、こちらも父の他界前にエントリーしており練習不足は否めませんでした。

とはいえ、前回ハーフ後から少しずつ練習を再開したこともあって、今回は悪くとも100分切りを目標とし、シューズはズームフライ4で臨みました。この大会は飯倉の坂を3度登らなければならず、なかなかタフなコース。前回のハーフのような苦しい思いは決してしたくなかったので、最後まで消耗しないよう前半からペースを抑えて走ることにしました。

結果は1:39:29(ネット1:38:55)、ネガティブスプリットでのゴールでしたが前半抑えすぎてしまったかな・・ 結局、練習不足で感覚的にどれ位のペースでどこまで行けそうかが掴めていなかったのが問題なんですよね。そんな問題がありながらも初めて参加した2019年大会ではゴール手前の上り坂を走り切れませんでしたが、今回は最後まできっちり走れ切れたのは良かった点でした。

2度目の参加でしたが、本当に気持ちの良いコースでこんな場所を走らせてくれて有難うって心から思いました。次回ももちろん抽選に申し込むつもりです! 

11月:第40回江東シーサイドマラソン

以前から気になっていた大会で抽選に当選したため、Minatoシティハーフの翌週というタイトなスケジュールでしたが参加することに。夢の島競技場発着で若洲海浜公園を走る開放的なコースが印象的でした。

今回もシューズはズームフライ4を使用。目標は95分切り~悪くても100分切りにしていましたが、当日は気温が高く、懸念していた強い海風の洗礼を受けてかなりグロッキーでした(苦笑) タイムはなんとか100分切りの1:39:50(ネット1:39:35)でしたが後半はグダグダ・・・ 前週の疲労も残っていたようで後半全く粘れませんでした。

内容は悪かったですが、海辺のコースは開放的で気持ちの良いこと! 風には泣かされましたが眺めは爽快でした! また次回も申し込もうかと思っています。

最後に

2022年はくじ運にも恵まれて、様々な大会に参加することができました。全ての大会関係者・ボランティアの方々、沿道で応援して下さった皆様に心より感謝申し上げます。

2023年は更に記録を更新できるように、そして、楽しみながら走っていきたいと思います。
完走メダル
ハイテクハーフ(左)・東京レガシー(右)の完走メダル

MEMO