富士八海・一番霊場「泉瑞」(山梨県富士吉田市)

山梨県富士吉田市にある冨士講の富士八海(内八海)の一番霊場「泉瑞(せんずい)」(仙瑞、泉水)を参拝。富士山の吉田口登山道近くにあり、冨士講の人々は富士山登拝前に立ち寄って水垢離(禊)をしたと伝わる場所。現在、水垢離場の水は枯れていますが、その傍には「泉瑞水神社」が鎮座し、御手洗竜王が祀られています。

以前から一度は参拝したいと思っていましたが、どうも縁がなくてうっかり忘れてしまってて・・ 今回は富士登山競走の試走帰りに忘れずに立ち寄りました。いつも下りは吉田口遊歩道側を通るので、今回はうっかり忘れをしないよう吉田口登山道(車道・剣道701号線)沿いを通りました。

泉瑞入口の分岐を見逃さないよう注意しつつ走り、小さな案内板を発見。分岐が目立つ訳ではないので、おそらく車だと分かりにくいと思います。分岐から泉瑞までは距離にして約700m、道幅は車1台が通れる位。緩い登り傾斜で、試走帰りには微妙に辛いものが・・しかも周囲には誰もおらず、熊に遭遇しないようにと祈りながら進みました(苦笑)

すると現れた「泉瑞」の案内板。
冨士内八海・一番霊場「泉瑞」(富士吉田市)
水垢離場の水は枯れ、草が生い茂っていますが、水源そのものが枯れているわけではなく、北口本宮冨士浅間神社の手水舎はこちらの水を引いているそうです。脇は段段になっていたので、昔はそこに水が張られ、禊をしていたのかもしれませんね。
また、源頼朝がこの地を巻狩りで訪れた際、岩を鞭で打ったところ水が湧き出たという伝説もあるのだそうです。

小さな赤い鳥居の扁額には「泉瑞水神社」と書かれています。
冨士内八海・一番霊場「泉瑞水神社」(富士吉田市)
小さな石の祠があるのみで、現在は訪れる人も少ないであろうという印象ですが、毎年6月には泉瑞の水の恵みに感謝する「泉瑞祭」が地元の方々の参列のもと執り行われるのだそうです。
ちなみにご祭神は「御手洗竜王」。周囲の緑が爽やかで清々しいこと。ようやくお参りが出来て、心につかえていたものがスッキリした気分でした。

この場所から更に上へと進めそうな道があり、ひょっとするとここからも中ノ茶屋方面へと進めそうな雰囲気。(帰宅後、山と高原地図を見ると中ノ茶屋手前に出られそうではある)これは次回以降の宿題ですね。また標柱には「雁の穴」とも書かれていたので、また機会があれば訪れたいと思っています。

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