富士山・一ノ鳥居「金鳥居」(山梨県富士吉田市)

富士急行・富士山駅近くにある富士吉田市のシンボル的な鳥居である「金鳥居(かなどりい)」。富士北麓・吉田口登山道へと続く最初の鳥居であることから「一ノ鳥居」とも呼ばれています。天候に恵まれれば鳥居越しの富士山が見え、撮影スポットとしても知られています。

私は相性悪いのか、これまで何度も来ていながら鳥居越しの富士山が見えた記憶はなく・・しかし、今回は昼過ぎにもかかわらずその姿を見ることができました!(朝は笠雲がかかっていた)今年は2度目ですが2度ともスッキリ見え、見えるときは不思議と見えるもんですな。富士山・一ノ鳥居「金鳥居」(山梨県富士吉田市)この「金鳥居」、古くは「唐銅鳥居(からがねどりい)」と呼ばれていたそうで、それが訛って「かなどりい」と呼ばれるようになったのだとか。扁額には「富士山」と記されています。

6月初めに来た時はまだ雪が残っていましたが・・(下の写真)

富士山・一ノ鳥居「金鳥居」(山梨県富士吉田市)

この鳥居をくぐれば富士吉田の御師町、先に進むと吉田口登山道の起点となる「北口本宮冨士浅間神社」が鎮座し、富士山山頂まで登山道が延びています。まさに富士北麓の最初の門(鳥居)であることから「一ノ鳥居」とも呼ばれています。この道は冨士講の本道とされ、多くの登拝者が辿ったといわれています。


ちなみに金鳥居の標高は801m。ここから富士山頂を目指す場合、距離にして約20㎞、標高差は約2,900m以上にもなります。今は気軽に五合目から登れますが、ここから歴史や文化を感じつつ、昔の富士登拝に思いを馳せながらゆっくり歩くのも良いのでは!? 山頂まで行かずとも五合目まででも雰囲気は全く異なりますよ。