皇大神宮(内宮)・別宮「瀧原宮」の入口。最近では、中央構造線上の「ゼロ磁場」のパワースポットとしても人気のようですね。
清々しさに満ち溢れた参道。歩いていると心地良く、自分の穢れた心(笑)が洗い流されていくよう。
御手洗場の頓登川。清浄な水と木漏れ日が神々しくて、暫し佇んでいきました。
瀧原宮は、第十一代・垂仁天皇の御代、その皇女である倭姫命が御杖代として天照大御神のご鎮座地を求め、宮川下流の磯宮(いそのみや)をお発ちになり、「大河の瀧原の国」という美しい土地があったことから、この地に宮殿を造立したのが起源といわれています。
神宮(内宮/外宮)が現在地に遷る以前の鎮座地は「元伊勢」といわれ、大神の宮外奉斎は第十代・崇神天皇の皇女・豊鋤入姫命にはじまり、その後、倭姫命に託され、各地を経て現在の伊勢に行き着いたとされています。
神宮(内宮/外宮)が現在地に遷る以前の鎮座地は「元伊勢」といわれ、大神の宮外奉斎は第十代・崇神天皇の皇女・豊鋤入姫命にはじまり、その後、倭姫命に託され、各地を経て現在の伊勢に行き着いたとされています。
参拝の順序は、①瀧原宮、②瀧原竝宮、③若宮神社、④長由介神社。別宮「瀧原宮」のご祭神は、天照坐皇大御神御魂(あまてらしますすめおおみかみのみたま)。
別宮「瀧原竝宮」のご祭神は、天照坐皇大御神御魂(あまてらしますすめおおみかみのみたま)。所管社「若宮神社」のご祭神は、若宮神。ご祭神の詳細は不明とのことですが、水の神様といわれています。若宮神社の隣には「御船倉」があります。御船倉は、ご神体を覆う「御桶代」を納める「御船代」を収納する倉とされています。また、古代以来の水上交通を象徴するという説もあるのだそうです。この御船倉が瀧原宮のみにあるというのも興味深い点ですね。
所管社「長由介神社」のご祭神は、長由介神、川島神。こちらも詳細は不明ですが、御饌都神(みけつかみ)といわれています。個人的には、ここが最も惹かれるお社でもあります。
この日は天候にも恵まれ、青い空と白い雲が印象的でした。
社務所のまわりでは色付いた木々が綺麗でした。
最後は、心地良い参道の木漏れ日を浴び、参拝を終えたのでした。
瀧原宮は、神宮の中で私が最も好きなところ。境内は、清々しさに満ち溢れ、まさに聖地と感じさせられる場所です。また、詳細不明の所管社や、なぜ瀧原宮のみ御船倉が存在するのかなど、ミステリアスな部分も興味深い点です。