静岡県熱海市の「来宮神社」を参拝してきました。来宮神社の創建は和同3年(710)と伝えられ、全国各地の来宮神社の総社。樹齢2000年超といわれるご神木の大楠の凄まじい存在感と迫力に圧倒されました。このご神木は、国の天然記念物にも指定されています。
石畳の参道を進むと社殿が見えてきました。
参道の途中には、第二の大楠があります。落雷の跡が残りながらも今なお生きるご神木。
来宮神社の社殿。ご祭神は、
日本武尊(やまとたけるのみこと)、
五十猛命(いたけるのみこと)、
大巳貴命(おおなもちのみこと)。創建は和同三年と伝えられ、漁夫が網をおろしていたとき、御木像らしき物が入り不思議に思っていると、童子の姿で五十猛命が現れ、この地に祀るよう告げられたことが始まりなのだとか。江戸末期までは、現在の「来宮」ではなく『木宮明神』と古文書等に記されていたそうです。
社殿の裏へ進むとご神木の大楠があります。この大楠は、樹齢2000年超といわれ、国の天然記念物に指定されています。太古はこの楠へ神の霊をお招きして神をまつる御神木(
ヒモロ木)であったそうです。
樹高は約20m、幹回りは約24mで、凄まじい存在感と迫力に圧倒されましたが、決して威圧的なわけではなく、穏やかで優し気な雰囲気が感じられました。幹のまわりを1周すると寿命が1年延びる、あるいは、心に願いを秘めながら1周すると願いが叶うといわれ、多くの参拝者がご神木のまわりを回っていました。
一度はこのご神木にお参りしたいと思っていたので、念願叶って大満足でした。これからもずっと参拝者を温かく見守ってほしいですね。
MEMO
- 撮影:2011.05.29-30
- 来宮神社
- 無料駐車場有り