ランナー受付
受付は前日だけではなく当日も可能。今年の富士登山競争では受付が不要だったので、富士山クライムランも同じようににすれば良いのにね。私は前日夕方に受付しましたが、特に混雑もなくスムーズでした。
大会コース、特徴
富士吉田市の富士北麓公園・富士山の銘水スタジアム(スタート地点:1,011m)をスタートしたのち吉田口登山道に合流し、富士山・五合目(2,230m)へゴールします。距離にして約12km、標高差は約1,200mになります。(下はGPSログ)![]() |
| ポラールフロー画面・スクリーンショット |
3分毎のウェーブスタート(各ウェーブ約100人?)が採用されており、登山道の渋滞が避けられる点も良いところです。富士登山競争では馬返しから上の登山道で渋滞したり、あるいは速いランナーに追い立てられたり、自分のペースを守るのがなかなか難しいですが、ウェーブスタートではその心配はあまりないです。
ちなみに私は腰椎ヘルニアのリハビリ過程にあったことから、今年の富士登山競争・五合目コースにはエントリーしなかったので、この大会で山頂コースの出場資格を獲得するのが目的でした。
ちなみに私は腰椎ヘルニアのリハビリ過程にあったことから、今年の富士登山競争・五合目コースにはエントリーしなかったので、この大会で山頂コースの出場資格を獲得するのが目的でした。
前日も五合目へ
今回は直前に1度コース確認をしたのみで、高所順応など不安要素もあったので、大会受付後に迷った挙句スバルライン五合目へ移動することに。ただ風雨が凄くて車の外には出ませんでしたがそこで約90分過ごしました。
心拍数を見ていると、最初はじっとしてても普段の数値よりも5~10拍くらい高くなっていましたが、30分位で落ちはじめて60分もする頃には普段通りの値になっていました。本当は少し散歩か軽いジョグでもしたかったのですが、車を激しく揺さぶるような強い風が吹いててちょっと怖かった(苦笑)
この行動が必要だったのかどうかは分かりませんが、振り返ったときに後悔はしたくなかったんですよね。
当日の天気
当日は昨年同様暑くなっちまった・・・雲は多いもののその合間から強烈な日差しが降り注ぐ・・・(苦笑) スタート前のアナウンスでは29~30℃に・・そう、私は暑さに滅法弱い・・富士登山競争・完走を目指す人間にとって、暑さに弱いのは致命的なのだ。とはいえ、今年は昨年に比べると暑熱順化がうまくいったと思います。
スタートブロックやトイレ、給水所など
ちなみに私のスタートブロックは「3」で、エントリー時のフルマラソン申告タイムは3時間23分56秒(PB:2024)。ブロック分けは20まであり、各ブロック約100人・3分毎のスタートでした。滅茶苦茶早いランナーが後ろのブロックなのに、なぜ自分がスタート早めのブロックにグルーピングされたのか謎でしたが、2回目の参加ってこともあるのかな!? (富士登山競争も初参加は最後尾だったりするので・・)
トイレは公園内各所にあり、主には大駐車場側、スタジアム外側にあって待機列もなく直ぐに利用できました。
また荷物預けは、五合目行きと会場預けの2か所あり、五合目行きはいわゆるレジ袋サイズで必要最低限のもの、会場預けは自分の荷物にビブスNo.を記載したタグを付けて、体育館の指定場所に置く形式でした。こちらも特に並ぶことはありませんでした。
会場には給水所もあり、日陰もあるのでスタートまでの待ち時間があまり苦になりませんでしたし、昨年よりも全てのオペレーションがスムーズになっていた印象で、全くストレスなく過ごせました。
給水所は中ノ茶屋、馬返し、3合目(2.5合目)の3ヵ所で、今大会では中ノ茶屋に新設されたことで安心感がありました。また今大会では設置された給水タンクで各自ソフトカップ等で給水するという方針に。
大会の参加賞がソフトカップでしたが、HPでは「給水所では紙コップだけではなく、ソフトカップから給水も可能」と記載されていたので、紙コップもあるならそれで良いかと思っていたら紙コップ置いてた給水所はどこにもありませんでした・・ソフトカップ使用がマストならもっとアナウンス徹底してくれよ!って思いました。
今回はポケットが小さいハーフタイツを着用したこともあり、ソフトカップは携帯せずに一旦スタートラインに立ちました。しかし何となく嫌な予感がしてスタート直前にソフトフラスク購入したので良かったですが、それが無かったと思うとかなり怖い・・・
個人的には紙コップなしの大会には賛成なんですが、今大会についてはアナウンスの仕方に問題ありだと思います。それと給水タンクで各自注ぐので、混んでるところではタイムロスあり。自分はソフトフラスクを使用したので、中ノ茶屋と馬返しの給水所はパスしましたが3合目ではすぐに補充できませんでした。
大会実走レポ
前日夕方から朝方まで断続的に雨が降りましたがトレランシューズは使わず、ロードシューズ(ASICS S4)を選択。
ちなみにコンディションは万全ではなく、大会5日前のコース確認+α(中ノ茶屋⇔富士山頂+お鉢巡り)による疲労が抜けきらない上に、大腿内側の筋肉を軽く傷めてしまったようでテーピングして臨みました。スタートから身体が重くペースが上げられない状況で、吉田口登山道合流点、中ノ茶屋、馬返しの各ポイントで昨年のタイムより遅く、馬返し時点では設定タイム(48~50分)よりも遅れが出ていました。
大文司屋のご主人に「2時間切り行けそうか?」と声をかけられ、「わかんないっす!」としか返せなかった自分・・・ 正直厳しい状況でしたが、とにかく最後まで出し切ろうと思い先へ。1合目を越え、2合目で設定タイム(71~74分)の範囲内に巻き返せていることがわかり希望が見えてきました。
前回大会では3合目給水所でタイムロスしたことが反省点の1つでしたが、今回もすぐに水分補充ができず少しばかりタイムロス。とはいえ、この時点で昨年より1分半以上短縮できていたことから、集中を切らさなければ2時間切りはできる筈と自らを鼓舞して進みました。
3合目、4合目と順調に進み、4.5合目(御座石)で昨年より2分以上短縮できていたことから、このまま行けば確実に2時間切りは出来そう・・と思っていたところ、その先で脛の外側が軽く攣ってしまった(汗) 個人的には滅多に攣らない場所なのでちょっと焦ったものの、立ち止まってストレッチしたらすぐに治まってくれました。その先は足が攣ったら命取りなので、ペースを抑えてゴールに向かうことに。
4.5合目から先って比較的傾斜が緩やかになり、ペースを上げやすいところでもあるんですが、なかなか思うようにいかないな・・騙し騙しなんとか林道に出るとゴールまではあと僅か。歩いたらおそらく2時間切りには間に合わないので、遅くても良いのでとにかく走りきることに集中!! なんとかゴールゲートをくぐることができました。
結果は、目標の2時間切り達成!!(ってか正確には115~118分を目標にしてましたが)
ラップを振り返ると、4.5合目からゴールまでの区間は昨年タイムより51秒も遅れており、本当に脚攣ってたらヤバかったって感じです。
去年は最後の林道部分の距離感が分からなくて失敗しましたが、今回はコース確認をしていたので精神的にはゆとりがありました。それにしても参加者の半分以上が2時間切りを達成していることを考えると、きっとおかしな人達の集まりなんだろうね(笑)
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| 第2回富士山クライムラン・完走証 |
ゴール後
ゴール後は水・手荷物を受け取り、計測チップを返却して、富士スバルライン五合目(ゴール地点から徒歩約20分)から大会シャトルバスで富士北麓公園へ移動するという流れ。着替えをするなら富士急雲上閣の更衣室が使えます。私は五合目でいつも通りコケモモソフトを買い、至福のスイーツタイム(笑)
スタジアム会場では自分のタイムを確認後、タイム別カラー(120分切りはオレンジ)のリストバンドを頂き、昨年同様吉田うどんがふるまわれました。
ちなみにスタジアム内の更衣室&シャワールームは空いててサッパリできました。まさか会場でシャワーが使えると思ってなかったので大満足!!
会場には、今年もモリタファームさんのキッチンカーが出店していたのでモモスムージーを頂きました。美味しいですよね~。近所のマルシェにも出店しているので時々お世話になっています!そして、その隣の削りイチゴも食し、スイーツで〆ました(笑)
スタート前は笠富士だった富士山もゴール後には、すっかりその姿を拝めて大満足!
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| 第2回富士山クライムランの参加賞(ソフトカップ)と完走賞(リストバンド) |
※ソフトカップのイラストは「走るイラストレーターmamekoさん作」
大会を振り返って
大会そのものは、①受付が前日・当日ある、②富士北麓公園スタートで待機しやすい(日陰がある)、③ウェーブスタートで走りやすい、④会場の更衣室&シャワールームが使えた、というのが良い点でした。ただし、①は受付なしにしても良いのでは?とも思います。
一方、給水方法のアナウンスに問題があった点(これ死活問題ですよ)、完走賞のリストバンドって使いみちなくない?、というのが私の不満点でした。ただ昨年と比べると、全体的なオペレーションは格段に向上しており、とても良い大会だったと思います。おそらく来年も参加するかな!?
一方、給水方法のアナウンスに問題があった点(これ死活問題ですよ)、完走賞のリストバンドって使いみちなくない?、というのが私の不満点でした。ただ昨年と比べると、全体的なオペレーションは格段に向上しており、とても良い大会だったと思います。おそらく来年も参加するかな!?
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| ポラールフロー画面・スクリーンショット |
個人的には、大会5日前のコース確認+αによる疲労が自分の予想以上・・走らなきゃ大丈夫だろうと思ってたし、実際あまり疲労を感じていなかったものの、大会当日まで怠さや筋肉の痛みが引かないままでの参加でした。これが無ければ、きっと変な脚攣りもなかったかも!?と本当に反省(苦笑)それと、やはり腰椎ヘルニアからの回復過程でもあり、まだ絶対的な筋力が戻っていないことを痛感しました。
さて、来年はもちろん富士登山競争・山頂コースにエントリーするつもりです。しかし、現状では五合目関門(2時間15分)すら越えられないと思うので、今からしっかり準備をはじめ、本番に臨むつもりです。(昨年はそれで負荷を上げすぎたことが怪我の原因の1つ。決して同じ過ちを繰り返すまい。)
最後に、全ての大会関係者の方々に心から感謝!!気持ちよく走らせて頂きありがとうございました!
MEMO
- 第2回富士山クライムラン
- RUNNET
- 2024/09_第1回富士山クライムランに参加
- 使用ギア
- シューズ:ASICS S4
- ウォッチ:Polar Pacer Pro
- 心拍計:Polar H10




