雪の「白根神社」(群馬県)へ

群馬県吾妻郡草津町に鎮座する「白根神社」を参拝。白根神社の創建は不詳、ご祭神は日本武尊(ヤマトタケルノミコト)です。日本武尊は東征の帰途、立ちのぼる湯けむりを見つけたことにより、草津温泉が開湯されたとする伝説があるのだそうです。

白根神社が鎮座する吾妻郡の「吾妻」という地名は、日本武尊が東征の折、海神の怒りを鎮めるため海に身を投じた妻・弟橘姫(オトタチバナヒメ)を偲び、「あずまはや(嗚呼わが妻よ)」と3回も嘆き叫んだことに由来するのだとか。
白根神社(群馬県吾妻郡草津町)の参道
その叫んだとされる場所が現在の群馬県吾郡嬬恋村あたりであったことから、「嬬恋(妻恋)」村となったのだそうです。(※嘆き叫んだとされる場所は、古事記と日本書記では記述が異なっています。その他、「あずまやは」と嘆いたことから東国を「あずま」というようになったともいわれています)
白根神社(群馬県吾妻郡草津町)
白根神社の社殿。ご祭神は草津温泉を開湯したといわれる「日本武尊」。草津温泉の開湯伝説は諸説あるようで、ここ白根神社のご祭神である日本武尊によるものという説や、源頼朝、あるいは、薬師堂を建立した行基の説もあるようです。
白根神社(群馬県吾妻郡草津町)の社殿
雪積もるなかの参拝でしたが、神社の雪景色は風情がありますね。しかも、この雪のためかお参りする人はなく、境内は静寂そのもの。心穏やかに参拝ができました。

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