御庭山荘(廃屋)から大沢崩れへのお中道を進むと、歩く人も少ないようで少し雰囲気の変化を感じました。シャクナゲが群生する苔むす森だったり、
遠くから眺める富士山とは異なる荒々しい一面が感じられました。ちなみにお中道は富士山の五合目付近を1周する道で、富士山に三回以上登拝したものだけに歩くことが許された古道でした。現在は、山梨県側ではスバルライン五合目から大沢崩れまで、静岡県側では富士宮口6合目から宝永山馬の背を経て御殿場口6合目までの区間が一般道となっています。
近々、お中道一周を計画しており、一周した方のブログやHPを見ても最大の難所は大沢崩れ。それ故、今回、私たちが訪れた目的は、大沢崩れの下見でもあったのです。大沢休泊所横の三柱神社脇から大沢崩れの縁へと降りていきます。
ガスで見辛いですが、高さも凄い・・
写真では迫力が伝わらないのが残念ですが・・(泣)縁に降りてみると、足を取られて蟻地獄のよう・・上を見れば崩壊した崖が牙を剥くような威圧感・・大沢崩れは現在もなお生きていることを実感できます!
遠くから眺めて美しい姿であっても、現実は凄まじいスピードで崩壊が進んでいるのですね。本当に凄い迫力で一見の価値ありです。
さて、この後は、同じ道を御庭山荘まで戻り、奥庭へ。
つづきはこちら→「富士山中腹を歩く~その4(奥庭から樹海台駐車場)」
MEMO
- 撮影:2011.07.03
- 参考タイム(山と高原地図):御庭山荘分岐~大沢崩れ 93分(往路)/98分(復路)
富士砂防事務所- 富士山中腹を歩く~その1(精進口三合目~富士スバルライン5合目)
- 富士山中腹を歩く~その2(富士スバルライン5合目~お中道~御庭)
- 富士さ中腹を歩く~その4(奥庭~樹海台駐車場)