富士スバルライン五合目からお中道に入ると、あの喧騒が嘘のよう。五合目といっても標高は約2300mですから眺めは爽快! 下を見ると木々の緑が青々としていました。
一方、上を見ると山肌が露わで荒涼とした景色。五合目付近は天地の境といわれる森林限界にあたり、上と下の景色がはっきり異なるのが興味深い点。
さらには、風雪によって地を這うような特徴的な木も多く見られます。矮小化した木々は、まるで盆栽のようでした。
かと思えば、ほぼ同じ標高でも高い木々やシャクナゲの群生が見られたり、変化があって面白い。
植生の変化や爽快な景色を楽しみつつ、ほぼ平坦なお中道を歩いて御庭へ。
自然の優しさと厳しさ、様々な表情を見せてくれるところでした。さて、この後は大沢崩れへ。つづく。
MEMO
- 撮影:2011.07.03
- 歩いたコース:樹海台駐車場→富士聖母像→精進口三合目→富士スバルライン五合目→御庭→大沢崩れ→御庭→奥庭→精進口三合目→樹海台駐車場
- 参考タイム(山と高原地図):富士スバルライン五合目~御庭山荘(廃屋)-60分
- 富士山中腹を歩く~その1(精進口三合目~富士スバルライン5合目)
- 富士山中腹を歩く~その3(御庭~大沢崩れ)
- 富士山中腹を歩く~その4(奥庭~樹海台駐車場)