紅葉の富士山・「御中道～御庭～奥庭」（２）

富士山五合目・御中道を通って御庭を散策した後は「奥庭」へと向かいました。「奥庭」は富士山の四～五合目にあたり、あまりの景色の良さに天狗が遊んだ庭（奥庭）というのがその名の由来とのこと。カラマツの紅葉（黄葉）が見事な上に、その黄葉越しに見る富士山が絶景でした。

まずは奥庭山荘前の天狗岩にお参りし、時計回りで展望台へと向かいました。奥庭の正式名は「富士山五合目奥庭自然公園」。

五合目・御庭から奥庭へと少し下るだけで富士山の見え方は全く異なります。冠雪した富士山に黄金色のカラマツがとても映えていました。

矮小化したカラマツがまるで盆栽のようで美しい！　まさに厳しい自然が生み出した芸術ですね。

カラマツの紅葉（黄葉）越しに見る富士山があまりに綺麗で見惚れてしまいました。

そして、奥庭展望台で景色を眺めながら小休止。逆光気味なので少し分かり難いですが、田貫湖や天子山地、南アルプスが一望できました。

こちらは本栖湖側の眺め。

眺めを堪能した後、来た道を戻って奥庭荘（2180m）へ。そこで食事をしようかと思ったのですが、残念ながら団体客で満席。ということで、お土産を買って帰ることに。ここに立ち寄った際に買うのは、コケモモジャムと県内産の山クラゲ（茎レタス）。ジャムは、水かお湯で割ってジュースにしても美味しいんですよね。

その後、奥庭駐車場（御庭バス停）からバスに乗車し、スバルライン5合目へと戻りました。
ちなみに5合目は観光客で大混雑。その殆どは中国からの観光客と思われる。バスの中でもそうでしたが、最低限のマナーや礼儀をわきまえない観光客ってのは気分が悪い。もはやここは日本じゃないな・・・

なにはともあれ、天候に恵まれ両親・姉も大満足で紅葉散策を終えたのでした。