怪我からの復帰戦「かすみがうらマラソン2025」に参加!

2024年10月、腰椎椎間板ヘルニアを発症し、一時は全く走れなくなった50代サブ3.5ランナーが2025年4月20日に開催された「かすみがうらマラソン2025」に参加。怪我から約半年を経て挑んだフルマラソン復帰戦の結果はいかに!?・・・

腰椎椎間板ヘルニア発症~マラソン大会まで

2024年10月に腰椎椎間板ヘルニア(L5/S1)を発症。腰部痛から始まり激しい坐骨神経痛に襲われ、約2週間は何をしてても辛い状況でまさに地獄。その後激痛から解放されるも左側の坐骨神経痛は残り、約3ヶ月はリハビリに専念。ようやく1月下旬から負荷を少しずつ上げてフルマラソンの準備を始められるようになりました。

一時は全く走れず(歩くのも問題)、ジョグを再開してからも左足の軽麻痺・しびれで踏ん張れず、もう走れなくなってしまったのかという不安に襲われたこともありましたが、何とかフルマラソンに参加できる状態にまでに回復することができました。

とはいえ、依然として筋力や心肺機能、スピード等は完全に戻っていないため、記録を狙える状態ではありませんが、回復状態を把握する意味でエントリー。大会の開催日は腰椎ヘルニア発症から189日目にあたります。なんとか24-25シーズン中に一度はフルを走れて本当に良かった(涙) 大会参加も久しぶりだったので本当に楽しみで楽しみでワクワクでした!!

「かすみがうらマラソン2025」の目標

最大の目標は完走すること! と言いつつも一応目標タイムも設定し、理想は「サブ3.5」~悪くとも「サブ4」にはまとめたいと思っていました。そして、その相棒として選んだシューズはナイキのヴェイパーフライ3。使い古したヴェイパーフライ2かアシックスのS4との3足で散々悩みに悩んだ挙句、今後を見据えて一度はヴェイパー3(ヘルニア発症直前に購入)をフルで履いておこうってことで決めました。

「かすみがうらマラソン」実走レポ

かすみがうらマラソンに出場するのは2023大会以来の2回目。2025大会は第33回目ということもあって、さすがに運営もスムーズ。前回の出場時もそうでしたがトイレが多いのでスタート前にあたふたしなくて良いですし、会場の「J:COMフィールド土浦」でゆっくり準備ができるんですよね。それにスタート時間(フルは9:45~)が遅いので都内からでも楽々アクセスが可能。

ちなみにスタート時の気温は約22℃、湿度は70%オーバー、フルには厳しい天候。救いは曇っていたことでしたがやっぱり暑かった・・今回のブロック分けは「S・A」、「B」、「C」の3つで5分毎のウェーブスタート。私はAブロック(~サブ3.5)からのスタートでした。

Aブロックのやや後方に並び、号砲からスタートラインまでのロスタイムは1分11秒。大会によってはスタートブロックを守らないランナーがやたらと目につくケースがありますが、この大会はそんなストレスも特にありませんでした。

ちなみにコースは以下の通り。前半はアップダウンが続き、後半はほぼフラットです。大まかには前半の2㎞と15㎞の上り、ハーフ過ぎの下りが要注意ポイント。

かすみがうらマラソン・コース図
引用:かすみがうらマラソン公式HP

私には特に15㎞付近の上り坂が長く感じて嫌なポイント。ざっくりなプランとしては、前半は抑えに徹し、中間点以降~30㎞過ぎまでは少しペースアップ、そして、それ以降はひたすら我慢という感じです。(詳細:~5㎞:25:30~26:00、~10・~15㎞:24:35、~20㎞:25:00、~25・~30㎞:24:10、~35㎞:24:35、~40㎞:25:25、~ゴール:11:09、3:29:39)

そうはいってもなかなか予定通りにいかないのがマラソン?・・・

スタート早々2㎞位から汗が噴き出し、10㎞位から1㎞がやけに長く感じるように(←早過ぎ(汗))・・15㎞付近では既に疲労感があり、まだ27㎞もあるかと思うと気が遠くなりそうで・・(苦笑) 

そんな状況ながらもハーフ地点付近まではほぼプラン通り?の展開(+36秒)。せめて25㎞位まではサブ3.5ペースを死守しようと思いましたが、その思いは早々に打ち砕かれました。その原因は22㎞付近からの強風。しかも向かい風・・・霞ヶ浦沿いは風を遮るものがなく、予定のペースをキープすることができなくなりました。

23㎞過ぎからはサブ4ペース(05:40/km)内におさまるようひたすら我慢・・30㎞以降は足が思うように回らなくなった為、シューズの助力を借りて、力まずにただひたすら足の上に乗ることだけを考えて進みました。35㎞過ぎからは本当に辛くて最後までひたすら我慢・・・

辛くて何度も歩こうかと思いましたが、途切れることのない沿道の応援に力をもらって最後まで走り切ることができました!! 結果は、

かすみがうらマラソン2025・完走証
3:46:45(ネット)、何とかサブ4は達成!! 30㎞以降は本当にシューズに助けられ、大崩れすることなく平均5分台/㎞で刻めたのが良かったです。ちなみに2年前に参加した際は、辛いなりにも霞ヶ浦周辺の景色を楽しむこともできましたが、今回は景色の記憶が殆どありません(苦笑) これが今回の辛さを物語る・・(汗)

ランニングウォッチの記録は以下の通り。

かすみがうらマラソン-走行データ
こちら↓は1㎞毎のオートラップですが、トータル500m以上の誤差があったので参考までに。(実際の平均ペース-05:22/㎞)大会中は5㎞毎にマニュアルでラップを記録しペースを把握しています。

かすみがうらマラソン2025-1㎞毎ラップ
29㎞から先で6分/㎞を超えているのは、給水所でのロスタイムです。暑かったため、しっかり水分・補給食を摂ったり、かぶり水をしました。

通常のパターンとしては、32~35km当たりから心拍数が上がり始め、身体的にもきつくなっていくという感じなんですが、今回は心肺的には余裕があるのに脚が重くて思うように回らないという辛さでした。それでいて珍しく脚がつることなくゴールできたのは自分でもビックリではありました。(ゴール手前のラストスパートでつりかけましたが・・)

総合的には、やはり準備不足は否めないですが、その割には善戦したと思いますし、次につなげる走りができたんじゃないかと思っています。

大会中・後の腰椎ヘルニアの症状は?

腰椎ヘルニアについては、34~35㎞地点で一瞬腰に違和感がでたもののそれはすぐに消え、最後まで特に痛みはありませんでした。しかし、ゴール後から数日間は腰部に軽い痛み?(違和感)がありましたが、坐骨神経痛や脚の可動域に問題が出た訳ではないので別の問題かもしれません。ちなみに後日の診察の結果は問題なしとのこと。(近日MRI予定)

今後の目標

今年は富士登山競争のエントリーはやめ、9月の富士山クライムランにエントリー予定。というのも近々、下肢静脈瘤の手術を受ける予定なので、7月の富士登山競争には間に合わないと判断した為です。9月の富士山クライムランで山頂コースのエントリー権を獲得したいと思っています。

そして、フルマラソンではヘルニア発症前の目標を再度設定し、サブ3.20を秋の大会(つくば?)で、そして、冬~春の大会でサブ3.15(東京マラソン?)を狙います。(練習強度はサブ3レベルに上げていく予定)ハーフではサブ90が目標です(これが最優先かと)。

「かすみがうらマラソン2025」を振り返って

歴史もあり、1万人以上もの参加者がある大会なのでスタート前から盛り上がりも感じますし、とにかく沿道からの応援が途切れることがありません。老若男女、地域一丸となって大会を盛り上げようとしてくれているように感じました。 

それにコースが広くて走りやすく、私設エイドも多くて、私は何度も助けられました。特に後半かぶり水や氷、コーラを頂いた方々、本当に有難うございました!!

前回もそうでしたが地域の温かみがとても印象的で、時期的には記録を狙える大会ではないのですが、この雰囲気を味わいたくてエントリーたんですよね。今回もその印象は変わることことなく心に残っています。地域住民・応援の方々、そして、全ての大会関係者の方々に心から感謝!!!! また参加したいと思った素晴らしい大会でした!

MEMO