ランナーに多いといわれる「痔」の悩み。出血の悪化により内痔核の日帰り手術(ジオン注・ALTA療法)を受けた50代オッサンランナーのケースです。今回は、Day32からの経過について綴っています。
Day32~の経過
全ての症状が落ち着いてきたのが術後1ヶ月位のことでした。とはいえ、排便中・後のヒリヒリとした軽い痛み、肛門部の違和感は残っていました。また、便が硬い際はその痛みが増したり、暫くジンジンするようなこともあります。ちょうどDay32に大腸内視鏡検査があり、それに合わせ肛門の状態も確認してもらいました。検査中は鎮静剤で眠っていたので検査後に結果を聞きました。
まず、肛門の状態は順調でした。術後の合併症として、まれに注射した場所が潰瘍化することがあるようですが問題ありませんでした。
大腸内視鏡では3mmのポリープが1つ見つかり切除したということでした。切除したものは病理検査に回され、後日結果を聞くことに。あとは憩室が幾つか・・・個人的には出血が止まらなかったときに憩室出血か?って思ったんですが、それも無かったようです。
それにしても大腸内視鏡って凄~く久々でしたが、やっぱり検査前の下剤が辛い・・・お尻にも影響が出なくて良かったです。
検査後数日は排便周期が少し乱れて、便が硬くなってしまうことがあり、違和感やヒリヒリ感が増したため、処方された注入軟膏を数日使用したことがありました。その後は特に大きな問題はありません。
Day51~Day60の経過
Day51で切除したポリープの病理検査の結果を聞きに行きました。結果は小さいながらも「境界領域の腺腫」(良性と悪性の中間みたいなもの)でした。しかも形が平坦型(リスク高い)だったので、やっぱり切除しておいて良かったねことでした。むしろ出血が酷くならなければ受診しなかったでしょうから、ある意味運が良かったのかもしれませんね。痔の方は、排便時の出にくさや痛み、違和感なども殆どなくなりました。全く症状が無くなったわけではなないですが、おそらくこれは慣れの問題なのかもしれませんね。注射によって硬化してるので完全に注射前の感覚に戻ることはないのかなって思っています。
排便中・後に何となく違和感、ヒリヒリ感があるくらいなので、これは時間の経過とともに解消されるのかもしれません。
Day32以降は注入軟膏も殆ど使っていませんが、悩まされていた出血がすっかり治まっているのがとても嬉しい点です。
ランニングの状況
Day15までは軽いジョグにとどめていましたが、Day20からウインドスプリント(WS)などで軽く刺激を入れてみたり、少しずつ強度を上げていきました。しかし、Day32でポリープ切除をしたことから、そこから1週間はランニングは中断。その後少しずつ再開するも急には強度を上げられないので、富士登山競争が近付くなか思うように練習が詰めていないのが悩ましいところです。
※(心拍ゾーンはCOROSの乳酸性閾値ゾーンで設定)
| 経過日数 | 距離 | タイム | 平均ペース | 平均心拍数 | トレーニング内容 / 心拍ゾーン |
| Day 40 | 6.61 km | 37'06" | 5'37" /km | 139 bpm | 有酸素持久力 〜 有酸素パワー |
| Day 41 | 10.04 km | 58'03" | 5'47" /km | 144 bpm | 有酸素持久力 〜 無酸素パワー + WS |
| Day 43 | 10.06 km | 55'45" | 5'33" /km | 143 bpm | 5km(4'43" 〜 4'30"/km)+UP/Down jog |
| Day 46 | 17.20 km | 1:45:30 | 6'08" /km | 141 bpm | 有酸素持久力 〜 有酸素パワー |
| Day 48 | 8.03 km | 57:12 | 7'07" /km | 132 bpm | 坂道スプリント(30秒 × 6本、斜度5 〜 6%)+jog |
| Day 49 | 11.15 km | 1:00:45 | 5'27" /km | 148 bpm | ファルトレク(2分-1分-30秒)×5+jog |
| Day 54 | 9.02 km | 50'37" | 5'37" /km | 144 bpm | 坂道閾値走(橋練)×10往復+jog、斜度5~6% |
| Day 55 | 7.28 km | 48:31 | 6'40" /km | 120 bpm | リカバリーjog+WS×4本 |
| Day 57 | 10.08 km | 56:46 | 5'38" /km | 146 bpm | 坂道閾値走(橋練)×12往復+jog、斜度5~6% |
| Day 59 | 19.03 km | 1:44:52 | 5'31" /km | 151 bpm | 坂道往復90分走(有酸素パワー 〜 無酸素持久力)+jog、斜度5~6% |
Day41のランは有酸素持久力~有酸素パワーゾーンの予定でしたが、一定ペースで走っていて前の人を抜いたら、その後ピッタリ真後ろに付いてきて・・・少しペースを上げると息切らしながらついてくる・・
ペースを落として抜いてもらおうとしても真後ろについたままで・・ 気持ち悪いのでペースを上げて振り切りましたが、ポリープ切除後であまりお腹を刺激したくなかったのに・・(苦笑)トータル2㎞以上張り付かれてマジで不快でした・・
本当にランニングでも稀におかしな人っているので、前の人を抜くときは刺激しないように真横ではなく間隔をあけて通るようにしています。逆に広い遊歩道でも真後ろから抜いていく人もいますよね・・本当に謎・・・
そもそも競争でもないのに、たまにこういう人に遭遇すると、頼むから自分の好きなペースで走られせてくれよって思いますね(苦笑) 話が横道にそれてしまいましたが・・
安静時心拍数や睡眠時HRVの変化など
最近ふと気付いた点ですが、振り返ると安静時心拍数(RHR)や睡眠時HRVも変化していました。(RHR・HRVも週平均値)| 期間・ステータス | 安静時心拍数(RHR) | 睡眠時HRV | 身体の状態 |
| 通常時(ベースライン) | 43bpm前後 | 46ms前後 | COROSによる測定開始(2月~) |
| 3月下旬(出血増加) | 46bpm | 30ms代へ低下 | 出血頻度が多くなり始めた時期 |
| 4月下旬(大出血期) | 48bpm(日によって50bpm超) | 30ms代 | 出血による影響か!? |
| ジオン注直後 | 49bpm(日によって50bpm超) | 30ms代 | 手術による侵襲や術後ストレスか!? |
| Day50あたり | 43bpmに回復 | 46msに回復 | ベースラインに復活! |
| Day60の週 | 40bpm | 48ms | 出血前の状態に回復 |
測定にはCOROSのPACE Proを使用。使い始めたのは2月から。それ以前はSuuntoやPOLARを使っていましたが、測定方法などが異なるため単純に比較できないのが残念なところ。蓄積されたデータが乏しいのですが、症状と見事にリンクしていたのはとても興味深い点です。
まとめ:Day32~60
Day32以降の経過をざっくりまとめると、- 全体的に症状が落ち着き始める
- Day44を境に排便時の違和感・ヒリヒリ感が随分と和らぐ
- 完全に症状が無くなった訳ではなく、Day60でも僅かに残ったまま
- 薬はほぼ使用せず(出血も全くなし)
- Day50あたりで安静時心拍数・睡眠時HRVが回復
- 再発の恐怖は有り。特に硬い便のときなど。
あとがき
本当は「オッサンの痔ネタ」なんて書きたくなかったんですよね。ですが、事前に検索しても実際に手術を受けた人の情報ってあまり無かったんですよ。手術だけでなく、その後の辛さやランニングへの影響なども知りたいってなると皆無に近くて。ですので、同じ症状について悩んでいる人やこれからジオン注(ALTA療法)受ける人(特にランナー)の参考に少しでもなれば幸いです。