駐車場から富岳風穴への道は、凍結してツルツル。周囲は鬱蒼とした青木ヶ原樹海。樹海の木々の特徴は根が露出して細長いこと。これは、大地が溶岩に覆われ、地中に根が張れないため。こうした厳しい環境のなか、長い間堆積した木々の葉や、苔の栄養や水分を吸収して生きているのだそうです。
風穴内にはこんな氷柱もあって、それがライトアップされ幻想的な雰囲気でした。
最深部は、蚕の貯蔵や種子の保存のため、昔は天然冷蔵庫として活用されていたそうです。そして、下の写真は珪酸華(けいさんか:通称-光り苔)。岩壁に青白くついた光るもので、この様に銀色の反射を見せるところは珍しいのだそうです。
総延長約200mにもなる長い洞穴を約10~15分かけて見学。出入口へと戻ってくると、暗い洞穴内に射し込む光がなんだか神々しかったです。
下から見上げる木々ってのも良いもんですね。
この後は、樹海遊歩道を歩いて「鳴沢氷穴」へも寄ってみることにしました。つづく。
MEMO
- 撮影:2011.01.02
- 富岳風穴(有料)
- 無料駐車場あり