今回は親も一緒だったことから鋸山ロープウェーを利用して山頂へ。山麓駅から約4分で山頂駅に到着です。展望台からは、ちょっと霞んではいましたが富士山もドーンと見えて、さすがは関東富士見百景といった感じの眺めでした。
こちらは南へと連なる房総半島の海岸線。海の水が綺麗ですね。
伊豆大島や伊豆半島も見えていました。
東京湾や富士山、三浦半島等がグルッと見渡せ、本当に胸のすくような絶景でした。
ここまで来たら、せめて「地獄のぞき」は寄りたかったので、親には少し待っててもらうことにして、「日本寺」の境内へ向かうことに。(別途拝観料が必要)
日本寺は、聖武天皇の勅詔と光明皇后のお言葉を受けて、神亀2年(725年)、行基菩薩によって開山された関東最古の勅願所なのだそうです。西口管理所から緩やかな坂を上っていき、まずは「百尺観音」へ。かつての石切場跡に約6年の歳月をかけて彫ったそうですが、よくぞこれほどのものを造りあげたもんだと感心。
その後、分岐まで戻り、急な階段を上っていくと「地獄のぞき」が見えてきました。個人的には、実際にあの場所に立つより、傍から見た方がスリルありました(笑)
反対側へ向かうと、地獄のぞきの先に東京湾や富士山も見えて、いかにも鋸山らしい景色。
本当は千五百羅漢や、日本一といわれる大仏(座像)等も見ていきたかったのですが、時間の関係で今回はここまで。なお、百尺観音や大仏の見学だけなら、車を利用(鋸山登山道路/観光道路)するという方法もあったんですね。
最後は西口管理所近くの階段を上り、十州一覧台へ。下総、上総、安房、上野、常陸、下野、武蔵、相模、伊豆、駿河、十州を見渡せることがその名の由来だとか。一覧台には浅間神社もあるのでもちろん参拝していきました。歌川広重の不二三十六景「安房鋸山」はここから描かれたのだろうか? ちなみに、左の建物がロープウェーの山頂駅です。
鋸山といえば、休日は混雑必至の超人気スポットとあって、今まで訪れるのを躊躇していたんですが、初めて来てそれも納得。これほどの大展望が楽しめるとは思ってもみませんでした。それに朝イチだったので大した混雑もありませんでした。次回は、日本寺の仏像群もゆっくり見たいので、下から歩いてみようかと思っています。
MEMO
- 撮影:2017.02.11
- 鋸山ロープウェー
- 鋸山・日本寺公式HP
- 関東富士見百景
- 山梨県立博物館かいじあむ:不二三十六景