沖ノ島は予てから訪れたいと思っていた場所なんですよね。元は沖合の小島だったものが、関東大震災による隆起などで陸続きになったそうです。砂浜の先には青々と緑が茂る島と、透き通った水が打ち寄せる美しい光景。どこかで見た光景だなと思っていたら、どことなく宮崎の青島にも似ているような・・
間もなく海開きを迎えますが、こんな綺麗な海なら海水浴もしてみたい。澄み切った水に思わず感嘆の声をあげてしまったほどです。それもそのはず、環境省の水質調査で最高ランク「AA」の評価を得ているのだとか。
一歩島に入れば鬱蒼とした森。まるで秘境のような雰囲気でした。千葉県の「健康と癒しの森30選」に指定されているそうですが、島内の中ほどにある東屋脇のゴミ箱が沢山のゴミ袋で溢れかえっていたのは残念な点。オンシーズンになると手入れされるのかもしれませんが、その点はガッカリでした。
島内には「宇賀明神」もあり、お参りを済ませて西岸へ。東側の砂浜を除いては、周囲はほとんど磯で覆われています。洗濯板のような岩の海岸の先には、富士山も見えて眺めは最高!
水が吃驚するほど綺麗な上に、至る所に潮だまりもあるので、磯遊びにはもってこいですね。沖ノ島はサンゴの北限でもあり、シュノーケリングで観察も可能なのだとか。
水中にいる小魚やカニ、ヤドカリなども見えて、思わず童心にかえり、裸足になって水遊びしてしまいましたよ。いや~、気持ち良かった!
その後、周囲約1㎞の島をグルッと歩いて戻ることに。歩道は伸び放題の草に覆われ、かき分けて進む箇所がありました。再び島の入口付近でマッタリ。
初めて訪れましたが本当に良い所ですね。沖ノ島の大自然にすっかり魅せられたひとときでした。
後日、館山市観光協会のHPを見ると、「約8000年前の縄文海中遺跡もあり」と書いてあるではないか・・・これも凄く気になるな。ここからの夕日と富士山も見てみたいので、また近いうちに再訪しようと思っています。