シャクナゲ咲く富士山五合目・御中道

富士山スバルライン五合目から御中道を歩いて御庭・奥庭まで散策。御中道は天地の境といわれる五合目付近を1周する約25㎞の古道(現在は1周不可)で、昔、富士講では富士山を3回登拝したものだけが歩くことを許された特別な道でした。その御中道は別名「シャクナゲ街道」とも呼ばれ、淡く可憐な花々が古道を彩っていました。

富士スバルライン五合目はコロナ禍前の人出に戻ったようで、多くの観光客や登山者で賑わっていました。しかし一歩「御中道」に入ればそんな喧騒が嘘のよう。早速、シャクナゲが迎えてくれました。

富士山五合目・シャクナゲ咲く御中道
シャクナゲが群生する樹林帯を抜けると視界が開けますが、この日は雲が多くて下界の景色は今一つ。
富士山五合目・御中道からの景色
そして再びシャクナゲ咲く樹林帯の中へ。今年は見頃がもう少し早かったのか花に傷みが見られました。とはいえ十分に綺麗で目を楽しませてくれました。
富士山五合目・シャクナゲ咲く御中道

富士山五合目・シャクナゲ咲く御中道
時折、雲が晴れて山頂部が顔を出してくれました。やっぱり山頂が見えると気持ちが良い!

富士山五合目・御中道からの景色
御庭に着くまでにすれ違ったのは僅か数組。平日とはいえ、あまりの少なさにビックリでした。当然、東屋は貸切でラッキー!少し寛いでいくことに。ちなみに今回の目的は、翌日の富士登山競走に備えての高所順応。なので、東屋でノンビリしたり、所々軽くジョギングしながら身体を高所に慣らしていきました。
富士山五合目・御中道~御庭
そして、この後、御庭山荘跡から大沢崩れ方面(途中崩落のため通行禁止)へ進むか、四合目の奥庭に進むか迷いましたが結果的には奥庭へ。大沢崩れ方面に進めば、まだまだシャクナゲが楽しめた筈ですが、通行禁止の看板もあったので止めておくことに。(大沢崩れトレッキングの過去記事→「富士山中腹を歩く~その3(御庭~大沢崩れ)
富士山四合目・奥庭展望台
その後、奥庭展望台に立ち寄りましたが、雲と霞みで眺めは楽しめず。雷も鳴り始めたのでそそくさと富士スバルライン五合目へと引き返しました。

今回は天気が今一つながら古道を彩る淡く可憐なシャクナゲの花々が楽しめました。秋は秋でカラマツの黄葉がメチャクチャ綺麗なのでまた訪れようと思っています。
(御中道のカラマツ黄葉の過去記事→紅葉の富士山・「御中道~御庭~奥庭」

MEMO

  • 撮影日:2023年7月27日(スマホ撮影)
  • 富士登山オフィシャルサイト
  • シャクナゲ見頃(例年7月下旬~8月上旬)
  • 参考:山と高原地図のコースタイム(スバルライン五合目~御庭~奥庭、往復215分)
    • 今回のCT: 富士スバルライン五合目(13:49)~御庭・東屋(14:19-14:35)~御庭山荘跡(14:39)~奥庭山荘(14:52)~奥庭展望台(14:57)~御庭山荘跡(15:17)~御庭・東屋(15:20)~富士スバルライン五合目(15:37) ※(所々走っているのでCTは散策の参考にはなりません)