今回のコース(富士吉田市役所~中の茶屋~馬返~山頂)
今回のコースは、富士吉田市役所(770m)~中の茶屋~馬返~富士山須走口・吉田口山頂(3,720m)。主な目的は①富士登山競走のコース確認(五合目コース)、②山頂への登拝、の2点でした。特に②については、亡き父が生前、富士山頂まで行きたかったと口にしていたので、遺骨ブレスレットを身に着け共に登ることに。
富士吉田市役所をスタートして約1㎞地点(中曽根交差点)からの富士山。
この日、山頂付近は風が強そうだったので諸々の装備(MEMO参照)を背負っての試走。しかし、スタート時から下界は暑く、普段より重い荷物が地味に堪え、心拍を上げ過ぎないよう注意したつもりでも中の茶屋までで大汗状態・・・馬返しに着くころにはヨレヨレ(笑)
やはり吉田ルートは七合目から八合目までの岩場がなかなかハード。午前中は特に渋滞はないですが、昼過ぎになると大渋滞になる箇所でもあるんですよね。岩場をせっせと登りながらなんとか本八合目に着き小休止(笑) こんなに休んでて良いのだろうか・・ 登山競走・山頂コースの関門はここまで4時間。山頂コースを完走する人達ってやっぱりクレイジー(汗)
馬返しから先は多少涼しくなって楽にはなりましたが、汗がなかなか止まらないことから更にペースを落として、山頂まで持ちそうなペースで進みました。なんとか登山競走・五合目コースのゴール・佐藤小屋を越え、星観荘で小休止。コーラでエネルギーチャージ&ハイドレーションに水分補充し、メットを被って山頂へ向けてスタート。
6合目では窓口に立ち寄り、ウェブでの事前決済(通行料+協力金)の画面を見せるも担当者はあまり理解していない様子。事前に手続きが済んでいるならそのまま進んでくれと言われましたが、HP上では通行証代わりのリストバンドを着けるとの説明あり・・
それを貰いたいと伝えると、私のスマホを持ってプレハブの中に入っていきました・・スマホを勝手にいじられるのは嫌なので私も付いていくと外で待てと言われ、窓から様子を見ていると、もう1人の担当者がアブだかブヨだかが入るからとブツブツ言いながら窓も締められ・・有り得ない対応にマジでイラっとしました!
少し待たされた後にスマホを返され、領収書と通行証代わりのリストバンド+木札をくれましたが、あとでスマホを見たら見覚えのないアプリが3つもインストールされていた(怒)おそらく画面をいじくり回してインストールされてしまったのだろう・・
下からの登山者への対応もしっかり周知しとけっつーの! そもそもこちらから窓口に寄らなければ全然スルーできた状態!しかも、窓口の人も訳分かってないような感じでしたしね。あんな状態じゃ通行料逃れの抜け穴にもなりかねないと思うけど。特に海外からの登山者は下から歩いてくる人も多いので。
そんなこんなで気を取り直して先へ。6合目から上は無理のないペースで身体を順応させつつ進みました。特に3,000m以上に行くのは今年初めて。富士山に関して言えば、前回の試走(閉山期)も7合目・花小屋までですし、吉田ルートで山頂を目指すのは2014年のはとバス・富士登山ツアーの取材以来(トラベルjp)。更には富士山の山頂も2017年振り(富士宮口)。
やはり吉田ルートは七合目から八合目までの岩場がなかなかハード。午前中は特に渋滞はないですが、昼過ぎになると大渋滞になる箇所でもあるんですよね。岩場をせっせと登りながらなんとか本八合目に着き小休止(笑) こんなに休んでて良いのだろうか・・ 登山競走・山頂コースの関門はここまで4時間。山頂コースを完走する人達ってやっぱりクレイジー(汗)
個人的には本八合目まで来ると気持ちが少し楽になるんですよね。とは言っても、酸素の薄さも感じて身体的には辛くなる所でもあるんですけどね。この日は山頂から八合目間の下山道がまだ閉鎖されており、下山者とのすれ違いも多く、思うように先へ進めない状況でした。
ちなみに登山者の8~9割は外国人だったのでは!? 登山マナーもあまり良くなくて、狭い場所や急な岩場でも登りの人がいようが構わずガシガシ下りてくるので危ないんですよね。外国人向けに登山マナーの啓発にも力を入れてもらいたいものです。
今思えば、私が吉田ルートを好んで登らなくなった理由もこれが嫌だったからってことを思い出しました。個人的には、4登山道中で登山者のマナーが一番悪いのが吉田ルートではないかと思います。
懸念していた風は、本八合目から先は山頂に近づくにつれ、時折、身体をふら付かせるような強風が吹き付け、顔にバシバシと打ち付けてくる砂埃が痛い・・おまけにすっかりガスってしまいました。
さて、そんな状態のなか黙々と登っていくと、ようやくこの鳥居が!!
吉田ルートで山頂に立つのは10年振り、山頂自体も2017年以来(富士宮口)のことです。自身37回目の山頂登拝となりました。
残念ながら久須志神社はまだ閉鎖中。
その後、最も神聖な場所とされる大内院(噴火口)を臨む場所へ。以前はもっとヘリまで行けた記憶があるんだけど・・崩落の危険があるんでしょうね。ちょっと遠いですが、大内院を向いて拝礼。やっとオヤジとの約束も果たせました(涙)
とにかく風が強かったので山頂滞在は僅か7分、体が冷える前に下山を開始。山頂からの下山道はロープで閉鎖されていましたが、通行には支障がなさそうなことから下山道を下りることに。
やはり延々と六合目まで続く九十九折りの下山道は変化がなくて飽きる・・吉田ルートの下山道はこれがちょっと残念なところ。
ひたすら下りて、またまた星観荘へ。帰りに絶対食べようと思っていたソフトクリームを食し(美味しくて生き返りました!!)、水分を補充して馬返しを目指します。この日の下界は猛暑の為、出来ることなら馬返しからはバスに乗りたい・・ しかし、最終バスに間に合うか微妙な時間でもありました。
悠長にソフトクリーム食ってる場合じゃなかったんですが、黙々と下り続け、馬返しに着いたのは最終バスの11分前。間に合って良かった~!!!ホッとしつつ茶屋でコーラを飲んで、無事バスに乗車したのでした。
富士山駅からは本町通り駐車場まで1㎞ちょっとありますが、その距離を歩いただけで汗が噴き出す酷暑・・・こんな状況でバスに乗り遅れていたらと思うとゾッとしました。
それにしても麓から山頂まで行ったのは2011年以来(当時40才)。あの時は1泊2日で富士山駅~山頂間のピストンで疲労困憊になり本当に辛かった・・今となっては日帰りでも余力はあるので少しは成長しているのかな!?
今回、タイムは抜きにしても当初の目的は達成できて良かったです。とはいえ、前回の試走も順応目的でタイムを気にしない脱力ペースでしたが、それよりも大幅に遅くて(~馬返:+11分、~佐藤小屋:+22分、~花小屋:+37分)不安になっちゃいました(汗) 大会まで少なくともあと1回は試走に行きたいと思っています。
以下は走行データ。(Polar Flowアプリ画面)
途中、信号待ちや休憩時も計測は中断せず。ランニングウォッチはPolar Pacer Pro、心拍計はPolar OH-1使用。それにしても高度約170mの誤差ってどうなのよ(途中較正せず)・・
(地理院地図にカシミール3DにてGPSログ(赤色)を追加) |
富士吉田ルート通行予約システムを利用して
富士登山オフィシャルサイトから通行予約が可能。通行予約には、山小屋宿泊者用と日帰り登山者用の二つのプランがあり、富士山保全協力金(任意¥1000)・通行料(¥2000)の事前決済(クレジットカードかQR決済)が必要。
決済を済ませると登録したメアドに以下のようなメールが届きます。メールに記載されたQRコードを窓口で提示すると、通行証代わりのリストバンド(下画像)を貰えます。また、富士山保全協力金(任意)を支払っている場合は、木札の富士山保全協力者証(下画像)が貰えます。
(QRコードはメール下部にあり) |
但し、五合目ゲートではなく、私のように六合目で手続きすると、前述の通り手間取るかもしれません。
※2024年7月8日時点で、既に事前予約枠が一杯になっている日程があるので、特に週末に予定されているなら早めに予約した方が良いと思います。
CT
- 富士吉田市役所(06:17)~北口本宮冨士浅間神社(06:38)~中ノ茶屋(07:08)~馬返し(07:45)~五合目・佐藤小屋(09:22)~星観荘(09:23-34)~六合目(09:52-56)~七合目花小屋(10:29)~本八合目富士山ホテル(11:56-12:04)~須走・吉田山頂(12:52)、高低差約3,000m
- 須走・吉田山頂(12:59)~六合目(14:04)~星観荘(14:15-26)~馬返し(15:24)
- 計:32.31㎞
装備
- ファーストエイドキット一式、インナーダウン、レインウェア(上下)、水・1.5L(スタート時)、ヘルメット、グローブ、携帯バッテリー、携行食等、約4.8㎏
- シューズ:Asics Fuji lite 3
MEMO
- 試走日:2024年7月4日
- 7月4日気象データ
- 山頂気温:7.3℃(12:50-13:00、アメダス)
- 風速(ウインドプロファイラ、河口湖上空):15m(3㎞・12:00)・19m(4㎞・13:00)
- 富士登山オフィシャルサイト
- 富士急行バス:富士山駅~中の茶屋・馬返(馬返バス)
- 利用駐車場:富士吉田市営本町通り駐車場(最大料金有)
- 富士山頂:37回目の登拝