第77回富士登山競走(五合目コース)・山頂コース出場資格獲得なるか!?

2024年7月26日、第77回富士登山競走の五合目コースに参加してきました。翌年以降の山頂コース出場資格の獲得を目指し、過去2年は達成できず3度目の挑戦となります。2度あることは3度あるのか?それとも3度目の正直となるのか? 結果はいかに!?・・

今大会に至るまで

50代から富士登山競走に挑戦し、50代で山頂コース完走を一つの目標にしています。山頂コースに参加する為には、まずは五合目コースで2時間20分以内でゴールしなければなりません。過去2年はタイムが足りず、3年連続3度目の参加となります。

初めて参加した2022年は最後方ブロックからのスタート。4合目までは目標を達成できそうなペースでしたが、4.5合目手前で前の走者を抜こうとした際、その走者がフラついて寄ってきたのを避けようとして躓いて転倒。同時に両足が激攣りでゲームオーバー。(2h27m)

2023年は、大会1ヶ月前に新型コロナに罹患。解熱後も咳は長引き、大会直前にようやく治まったものの体調不良(倦怠感)が残るなかでの出場。さらに当日の猛暑もあり、オーバーヒートでどうにも身体が動かず、中ノ茶屋手前からまともに走れない状態でした。(2h38m)

2024年は順調に練習も積め、体調も崩すことなく、自信を持って大会に臨みました。

富士登山競走(五合目コース)大会当日

当日の天気は晴れ。早朝は笠富士でしたが、スタート前には山頂までスッキリ見えていました。正確な気温や湿度は分かりませんが、スタート直前のMCさんの話では30℃(五合目は26℃)あるかもしれないと言っておりました。昨年より幾分マシな暑さだったように思いますが、それでも暑い・・
富士吉田市からの富士山

スタートブロック

今回のスタートブロックは「F」で五合目コースでは最前列。ちなみにF~Jまでのブロック分けがなされ、初参加の一般ランナーは最後尾ブロックに振分けられるようです。

スタート地点は、直射日光を遮る場所が限られていることから会場入りは遅めにしました。

今回の目標と結果

今回の目標は2時間15分以内、悪くとも2時間20分切り。大会当日は猛暑のため、下界のロード区間で消耗しないようペースを抑え、馬返しまでの目標は1時間10~15分に設定しました。シューズはAsics Fujispeed 3を使用。(直前まで使い古したVapor Fly Next % 2にするか迷いましたが)

ちなみに開会式では最高齢(84歳)の男性ランナーが選手宣誓! とても若々しく、前年も3時間ちょっとで完走しているというから驚きです! その後、恒例のエイエイオーという掛け声で会場のボルテージは一気に上がり、スタートを迎えました。

私はFブロックの真ん中辺りからスタート! とにかく暑さにやられないよう、はやる気持ちを抑えてペースをキープ。浅間神社・給水所は15分35秒、しっかり水分を取って先へ。

浅間神社から先は日陰が増えて多少はマシですが、それでも暑くて汗が吹き出します。ひたすら上りが続くので、一度心拍数がレッドゾーンに入ってしまうと落とすのが大変。なので特にロード区間は心拍数&呼吸に注意しながら進みました。

中ノ茶屋・給水所は予定通り(40~43分)41分18秒。かぶり水は本当に気持ち良くて生き返ります!そして、ゆっくり(約1分)水分・栄養補給して馬返しに向けて出発。

中ノ茶屋から先は荒れた舗装路に加え、さらに斜度が急になります。急な場所ではウォークも組み合わせ、歩を止めないよう動き続けますが、感覚的には実際のペース以上に遅く感じてしまうんですよね。それで無理にペースを上げてしまうと後々に響くので、ここでも急がず焦らず淡々とを心掛けました。

そしてようやく馬返しに到着。タイムは1時間12分10秒で予定通りでした。ここでもかぶり水にしっかり水分・栄養補給をしながら小休止(1分)して、計測マットを通過(1時間13分10秒)。しっかり余力を残して登山区間に臨みました。

登山区間に入ると、2合目までの狭い区間で多少の渋滞が発生。しかし全く進まなくなるような酷いものではありませんでした。そして、あちこちで脚攣りなどで動けなくなったランナーを見かけるようになるのも登山区間の特徴。みんな辛いなか頑張ってるんですよね。

そんな中でも先を急ぐ速いランナーも多く、つられてペースを上げるとドツボにハマるので自分のペースを守りました。脚も攣ることなく2合目、3合目へと順調に進み、4合目大黒天を過ぎたところで2時間20分に約18分残っていたので、ここから大事に行けば山頂コースの参加資格は得られるものと信じて疑いませんでした。

しかし、まさかの展開に・・・・ なんと4.5合目手前で大転倒。その弾みで両足が激攣りに・・脚が硬直して曲げらない状態に陥ってしまいました。起き上がることも立つこともできず、その場に寝転んでいましたが、数分もがいているとようやく脚を曲げられるようになりました。(転倒した直後、仰向けになるのを手伝ってくれたランナーさん、有難うございました)

特にコケるような場所でもなかったので、自分でも何でコケたのかが分からず、事態がよく飲み込めず・・そして、なんとか立ち上がったものの思うようには動けず、残り約1㎞を足をかばいながらゴールを目指すもペースは戻せず・・

そして、五合目・佐藤小屋へは、無念の2時間29分48秒(速報値・グロス)でのゴールとなりました。

自分なりに納得のいく練習が積め、体調も万全で臨んだ大会だっただけに本当に悔しく悔しくて、残念で残念で・・悔やんでも悔やみきれないというか・・その後は暫く自己嫌悪・・散々温存してこれかよ!?って感じです・・

結局終わってみれば、3度目の正直ではなく、2度あることは3度ある、という結果に・・あ~俺の夏が終わってしまった(泣) 走行データはこちら↓。平均心拍148って抑えすぎだろ・・(記録証は確定後に貼付予定2024/8/1貼付)
第77回富士登山競走出場時の走行データ
Polar Flowアプリ画面スクショ

第77回富士登山競走(五合目コース)の記録証
ちなみに、ちょっと気になることがあって今回と過去のGPSログを見直していたところ、やっぱり今回コケた場所は2年前の大会でコケた場所とほぼ同じだったんです・・(怖)私にとって鬼門の場所なんだろうか・・・

これに懲りず、次は9月に開催される「第1回富士山クライムラン」で敗者復活戦に臨みます。(2時間以内のゴールで来年の山頂コース出場資格)

お礼

全ての大会関係者・ボランティア・地域住民・沿道の応援の皆様、走らせて頂いて本当に有難うございました! 結果は残念でしたが、皆様のお陰で気持ちよく走ることができました。心より御礼申し上げます!!

MEMO