「青岸渡寺」・本堂前から三重塔などを経由して飛瀧神社・鳥居前まで下りてくると、約500~600mの距離になります。更にこの鳥居の先の石段を下っていくと、「飛瀧神社」につきます。歩いてみると、意外と距離があるんだなと感じたのを覚えています。
飛瀧神社のご祭神は大己貴神(おおなむちのかみ)。那智大滝(御瀧)をご神体とするため本殿はありません。滝がまるで光のように見えて、なんと神々しいことかと思いました。那智山には那智48滝といわれるほど数多くの滝があり、那智御瀧は「一の滝」なのだそうです。高さ約133m、銚子口の幅は約13m、滝壺の深さは約10mもあるのだとか。
更に、先にはお滝拝所があり、参入料は300円(大人)。延命御守を頂けます。入口のすぐ先には「延命長寿の霊水」もあります。ここからのご神体は迫力が増し、思わず感嘆の声をあげてしまったほど。
一本の白い筋となって水が舞う姿、滝壷から押し寄せる風としぶき、自然が作りだす究極の美と力強さに感動! 随分長いあいだ、ただただご神体を眺めていましたが、様々なことを感じさせてくれる場所ですね。これにて、念願の熊野三山巡りを終えることができました。