和歌山県那智勝浦町「青岸渡寺」

熊野那智大社と隣接し、神仏習合の名残をとどめる「青岸渡寺」(和歌山県那智勝浦町)は、仁徳天皇の御代に裸形上人による開基とされ、如意輪観世音菩薩をご本尊とする天台宗のお寺です。西国三十三番札所の第一番札所としても知られ、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産の一部です。

熊野那智大社」の拝殿脇を進むと、すぐに「青岸渡寺」へ到着。青岸渡寺は、仁徳天皇の御代に裸形上人によって開基とされたと伝わっています。裸形上人は那智大滝で修業を積み、瀧壷で八寸の観音菩薩を感得。そして、草庵を結んで安置したのが始まりと伝えられています。その後、生佛上人が一丈(3m)の如意輪観世音を彫り、裸形上人が感得した観音菩薩を胸佛として納め、勅願所として本堂が建立されたのだとか。

ここ青岸渡寺は、西国三十三番札所の第一番札所であり、また、ぼけ封じにご利益のある「東海白寿三十三観音霊場」の特別札所でもあるそうです。
和歌山県那智勝浦町「青岸渡寺」
ご本尊は秘仏とされ、御開帳は基本的に年3回。タブノキの大木は、県の天然記念物に指定されており、その樹齢は約700年だとか。
和歌山県那智勝浦町「青岸渡寺」のタブノキ
そして、先には存在感抜群の那智大滝が! 写真やTVなどでは何度も目にすることがありましたが、これは実際に見た方が凄い!あまりの絶景に感動!
和歌山県那智勝浦町「青岸渡寺」からの那智大滝
さらに先へと進んで、三重塔と那智大滝。
和歌山県那智勝浦町「青岸渡寺」三重塔と那智大滝
この後は、いよいよご神体である那智大滝(飛瀧神社)へ。つづく

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