2016.03_戦国大名・里見氏の居城跡「館山城(城山公園)」

戦国大名・里見氏の居城であった館山城跡(城山公園)へ出掛けてきました。三層四階の模擬天守は、「八犬伝博物館」として南総里見八犬伝の資料が展示されています。また、展望台からの眺望は素晴らしく、眼下には鏡ヶ浦や館山の街並みを一望。天候が良ければ富士山まで見渡せ、関東富士見百景にも選ばれています。

第二駐車場から見上げると、なかなか立派な天守が聳えています。天守までは緩やかな坂道を上って5~10分位でしょうか。
館山城の天守
館山城跡は、広大な城山公園として一般公開され、歴史や四季の花々が楽しめます。天守に向かう途中、寒緋桜が咲いていたのでパチリと。
城山公園(館山城)の寒緋桜
城山の頂上に建つ、三層四階の模擬天守。館山城は、1580年(天正8)に里見義頼により築城。しかし、1614年(慶長19)に里見氏は改易され館山藩は取り潰しとなり、廃城となった館山城は破却。その後、江戸時代後期に稲葉氏が藩主となったものの城は再建されることはなく、現在の天守は丸岡城を模して1982年に再建されたものだそうです。
館山城の天守(八犬伝博物館)
天守の傍には浅間神社があり、富士山を向くように鎮座しています。ご祭神は、木花之佐久夜毘売命。ここは関東富士見百景にも数えられる富士山の景勝地ということで、古くから富士山信仰との関わりがあったそうです。
城山公園(館山城)の浅間神社
天守は八犬伝博物館(有料)になっており、南総里見八犬伝に関する資料が展示され、更に天守からの景色も素晴らしいです。周囲には桜が多数あり、桜花期はさらに絶景なんでしょうね。
館山城(城山公園)の天守
天守からだけでなく、城山展望台からの眺めも同様に綺麗でしたよ。眼下に鏡ヶ浦(館山湾)や館山の街並みなどを一望。天候が良ければ富士山も見えるそうですが、残念ながらこの日は見えませんでした。
館山城(城山公園)からの景色
前述の関東富士見百景のほか、日本の歴史公園100選ちば眺望100景東京湾100選に選ばれています。やはり海が見えるって爽快ですよね。

雨がパラパラと降ってきたことから、園内の他の見所へも寄らずに引き揚げましたが、ここからの富士山や今回見逃した所も散策してみたいので、またゆっくり訪れようと思います。

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