2024年3月:「東京マラソン2024」に参加

2024年3月3日に開催された「東京マラソン2024」に参加してきました。今年もラッキーなことに当選し、2年連続2回目の出走となりました。やはりEXPOから大会まで全てが別格の一大イベントでしたね。大会関係者・ボランティアの皆さんのホスピタリティと絶え間ない沿道からの声援は、とても感動的で最高の体験でした。

まずは東京ビッグサイトで受付を済ませ、同時開催(2/29~3/2)のExpoへ。Expoは誰でも参加でき、各社の最新シューズの試着や限定グッズの販売のみならず、様々な催しがあってまさにお祭り! 本当に見てるだけでも楽しいんですよね・・と言いつつ、Vapor Fly Next %2がそろそろ寿命のため某シューズを注文しちゃいました。(最近のランニングシューズって高い・・)

受付を済ませると、いよいよスタートへのカウントダウン! やっぱりワクワクしますよね。ちなみに今回私のスタートブロックは昨年と同じ「D」で、目標は三段階(ネットタイム:①3時間15分切り、②3時間20分切り、③PB更新(3時間25分切り))に設定。とはいえ、数日前から突如現れた右腕~肩の神経痛もあったため、身体と相談しながら無理をせず走るつもりでした。

課題だった体重は勝田全国マラソンから1.7㎏減、シューズはNIKE Vapor Fly Next% 2を使用し、Dブロックの前方からスタートしました。(ロスタイムは3分13秒)

Dブロック前方には3:20と3:30(何れもグロスタイム)のペーサーがいましたが、自分はマイペースで進むことに。何気にペーサーを目で追っているとその速さに吃驚。自分は渋滞により最初の1㎞こそ5分/㎞以上でしたが、それ以降は4:37/km(サブ3.15)を上回っていたにもかかわらず3:30(4:58/km)ペーサーと変わらないペース。更に3:20ペーサーは見えなくなるほどで、ロスタイムを最初の5㎞で調整していたようです。

今後、もしペーサーを頼るなら最初の5㎞はオーバーペースに注意!(サブ3.45のペーサーまではグロスタイム、それ以降はネットタイム)

自分は12㎞辺りまでサブ3.15ペースで行ったものの身体の重さや腕の痛みもあり、サブ3.20ペースへ落とすことに。ハーフ地点はサブ3.20を上回るペースで通過しましたが、暑さも感じて心拍数が上がってきたこともあり、更にペースを落として目標をPB更新に切り替えました。

その先はあまり時計を見ず、身体と相談しながらゴールまでギリギリ持ちそうなペースを心掛けていました。というのも、やはり東京マラソンではGPSウォッチで表示されている数値があてにならないんですよね。(GPSウォッチではゴール時の距離が43㎞になっていた)

私の場合、元気なうちはペースを掴みやすいのですが、疲れてくると自分のペースが速いか遅いか分かり難くなってしまう・・本来ならそういう時こそGPSウォッチを頼りたいところですが東京マラソンでは逆効果。時計に表示されているペースに振り回されてしまうと余計に消耗してしまう為、コース上の距離表示(1㎞毎)で把握するようにしました。
ちなみに去年はGPSウォッチに散々振り回された為、今年は自動&手動ラップで対応。

30㎞過ぎまでは無理なく4:50/km位(GPSウォッチではほぼ平均4:44/kmと表示されていた)で刻めていたものの33㎞過ぎでハムがピクピクし始めたので、少しペースを落として様子見。

さらに37㎞過ぎでハムが攣りかけたため、38㎞給水所ではバナナをしっかり補給しました。ここまで平均4:50/kmを切るペースでは来ていたので、このまま行けばPB更新は間違いないのですが、ゴールまで何が起こるか分からないのがマラソンの怖いところ・・疲労した身体に鞭打って残り数㎞を祈る気持ちで進みました。

そして、丸の内仲通りに入ればゴールまであと僅か。両サイドの歩道は大勢のギャラリーで埋め尽くされ、まさにビクトリーロードです。声援に力を貰い、最後の力を振り絞ってなんとか無事にゴールできました!

タイムはグロス3時間27分08秒、ネット3時間23分56秒。 サブ3.15は自分でもややチャレンジングな目標だとは思っていましたが、3.20もクリアできず・・という結果でしたが、PBは1分7秒更新! 昨年の同大会からは6分8秒短縮できたので満足しています。
東京マラソン2024・記録証
今まで初のサブ4や3.5を達成したときも何故か感動もなく淡々としていたのですが、今回はゴール後に思わず涙ぐんでしまいました。数日前から突如神経痛に襲われ、鎮痛剤なしには耐えられないほどの激痛・・大会に参加することへの不安もあったため、ホッとしたのもあったのでしょう。それに沿道からは途切れることのない熱い声援が届き、最後の最後まで力をくれました。(頸椎症性神経根症+幾つかの要因が重なっていたらしい)

今までのマラソン大会では「残り1km」の表示を見ると「やっと終わる」と思うのですが、本大会では「あと1㎞で終わってしまうのか・・」と、とても残念な気持ちも込み上げてきました。こんな気持ちになるのは初めてですし、それだけこの大会が感動的だったということです!

↓は速報値のスクショ。吃驚なのは40㎞とFinishの順位。残り2.195㎞で一気に約500位も順位を上げています。ですが、私のペースが特別上がっている訳ではなく、他のランナーがゴールを目前にして大失速していたのでしょう。やはり最後まで何が起こるか分からないのがマラソンの怖いところですよね。(※速報値のため最終的な順位は異なります)
東京マラソン2024・速報記録
完走後はメダルやランナーローブ等を頂き、預けた荷物を有楽町・東京国際フォーラムまで取りにいくのですが、疲労した身体にはえらく遠く感じて・・・身体も冷えてくるので信号で止まろうものなら脚が攣るわで一苦労(汗) そんな連中がゾロゾロと歩く様は、傍から見ればゾンビの集団だったに違いない(苦笑)
東京マラソン2024・完走メダル
というわけで、’23‐’24シーズンの最後のフルマラソンをPB更新で〆ることができました。今回クリアできなかったサブ3.15は、来シーズンの宿題とします。

繰り返しになりますが、東京マラソンは本当に最高の体験でした! 全ての大会関係者・ボランティアの皆さん、沿道の応援・地域住民の方々に心から感謝致します。有難う御座いました!! また来年走らせてくれ~~っ!!!!

PS:唯一不愉快だったのはスタート後の渋滞のなか、中国人ランナーが私の身体を手で押しのけて無理やり割り込んできたこと。一瞬ヒヤッとしたが、これは明らかに妨害行為で失格行為のはず。私の前に出た後も僅かな隙間を縫うように進んでいったが、マジで危険だからこういうランナーには消えてもらいたい。