熊野神社の総本宮「熊野本宮大社(和歌山)」を参拝

和歌山県田辺市に鎮座する「熊野本宮大社」を参拝。熊野本宮大社は熊野三山の中心的な神社で、全国に3000社以上ある熊野神社の総本宮。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産でもあります。重厚で趣のある茅葺の社殿は、国の重要文化財に指定されています。

創建は第十代・崇神天皇の御代(崇神天皇65年)と伝えられ、「大斎原」(おおゆのはら)と呼ばれる三本の川の中洲に鎮座していましたが、明治22年の水害によって多くの社殿が流出。流出を免れた主要な社殿3棟が現社地に再建されたのだそうです。ちなみに水害前の大斎原は、現社地の8倍もの規模を誇っていたのだとか。

大鳥居から参道へ。
熊野本宮大社(和歌山)
参道中ほどの「祓戸大神」をお参りし、先へと進みます。
熊野本宮大社(和歌山)参道
こちらは拝殿。拝殿の左下に見える丸い石が大黒石、右下にかすかに見えるのが亀石。
熊野本宮大社(和歌山)拝殿
神門をくぐり、いよいよご社殿へ。
熊野本宮大社(和歌山)神門
水害により流出を免れた社殿はなかなか重厚な趣。(社務所で写真撮影の許可を頂いています)。上四社の社殿は、写真左から第一殿~第4殿となり、参拝の順序は、①第三殿、②第二殿、③第一殿、④第四殿、そして、⑤一番奥の満山社。
熊野本宮大社(和歌山)社殿(上四社)
それぞれのご祭神は以下のとおりです。(右の()内は本地仏)


茅葺の社殿は重厚な趣があり、凛とした雰囲気が感じられました。さて、参拝を終え、ここから徒歩10分ほどの「大斎原(おおゆのはら)」へと向かうことに。その途中、大斎原を見守るかのように「産田社」が鎮座しています。ご祭神は伊邪那美命荒魂。
熊野本宮大社(和歌山)末社・産田社
大斎原の鳥居がとても大きく、良くも悪くもかなりの存在感なので、そちらに気を取られていると通り過ぎてしまうかも!? なので、お参りの際は見落とさないようご注意を。つづく。

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