まずは外宮の御正殿を目指して歩いていくことに。
二の鳥居を越えると右手に社務所があります。
豊受大神宮(外宮)の御正殿へ。ご祭神は豊受大御神。多くの参拝者で賑わっていました。
「多賀宮」のご祭神は、豊受大御神の荒御魂。神道では、人の心は天とつながる一霊(直霊:なおひ)と四つの魂(荒魂・和魂・幸魂・奇魂)から成り立つという考えがあります。(wiki:一霊四魂)
荒魂(あらみたま)は、神の荒々しい側面、荒ぶる魂のことです。その荒々しさから新しい事象や物体を生み出すエネルギーを持った魂とされているそうで、いわゆる動的な魂といったところでしょうか。
和魂(にぎみたま)は、雨や日光の恵みなど、神の優しい平和的な魂で静。和魂は、さらに幸魂(さきみたま)と奇魂(くしみたま)にわかれ、幸魂は運によって幸を与える働きや収穫をもたらす働き、奇魂は奇跡によって直接人に幸を与える働きだそうです。
直霊が正常に働いているときは、四魂は磨かれていきますが、正常に働かなくなるとき曲霊(まがひ)に転じ、曲霊によって荒魂は争魂となり、和魂は悪魂、幸魂は逆魂、奇魂は狂魂となると考えられるそうです。
ここは豊受大神宮の中でも特に好きな所です。さらに、多賀宮から階段を下りると正面に鎮座するのが「土宮」です。ご祭神は、大土乃御祖神(おおつちのみおやのかみ)。古くから山田原の鎮守の神様として祀られていたそうで、外宮の創建後は宮域の地主の神様としてお祀りされているということです。
土宮の反対側にあるのが「風宮」です。御祭神は級長津彦命(しなつひこのみこと)、級長戸辺命(しなとべのみこと)で風の神様。鎌倉時代の元寇(げんこう)の際、神風を吹かせて日本をお守りになった神様ということです。
こうして外宮をお参りするのは一年半振りでしたが、ここを訪れると、不思議と心臓がバクバク動悸がしちゃうんですよね。内宮とは異なる雰囲気が感じられます。
こうして外宮をお参りするのは一年半振りでしたが、ここを訪れると、不思議と心臓がバクバク動悸がしちゃうんですよね。内宮とは異なる雰囲気が感じられます。
MEMO
- 撮影:2009.11.23
- 神宮
- 無料駐車場あり