国指定特別天然記念物「鳴沢の溶岩樹型」へ

魔王天神社を参拝後、その傍にある「鳴沢の溶岩樹型」(山梨県鳴沢村)を見ていきました。溶岩樹型は、溶岩流に飲み込まれた樹木が燃え尽きて出来た空洞のこと。鳴沢溶岩樹型は、864年、富士山北西麓で発生した貞観大噴火の溶岩流により形成されたもので、国の特別天然記念物に指定されています。

場所は魔王天神社のすぐ傍にあり、以前から気になっていたこともあり、見ていくことにしました。このような説明板と点在する溶岩樹型の位置が記されています。
鳴沢の溶岩樹型
この空洞が溶岩樹型。こうした空洞が幾つも残っており、それぞれ番号が付けられています。貞観大噴火の溶岩流は、広大な青木ヶ原樹海を形成したことでも知られていますが、こんな所まで流れてきたかと思うと恐ろしいですよね。
鳴沢の溶岩樹型
道路から一歩入ると、木々が鬱蒼と生い茂るなか、溶岩樹型が点在しています。
鳴沢の溶岩樹型
こちらは「溶岩スパイラクル(溶岩水蒸気噴気孔)」と呼ばれるもの。溶岩スパイラクルは、溶岩流に取り込まれた樹木等の水分が蒸気化してガス圧が高まり、溶岩を突き抜けて爆発した噴気孔のことだそうです。完全な形で残っているのは世界的にも貴重なのだとか。
鳴沢の溶岩樹型ー溶岩スパイラクル
地味なスポットではありますが、富士山の自然を物語る貴重な場所でもあり、気軽に見学が可能です。さて、この後は西湖根場浜から富士山を眺めてきました。
つづく。

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