場所は魔王天神社のすぐ傍にあり、以前から気になっていたこともあり、見ていくことにしました。このような説明板と点在する溶岩樹型の位置が記されています。
この空洞が溶岩樹型。こうした空洞が幾つも残っており、それぞれ番号が付けられています。貞観大噴火の溶岩流は、広大な青木ヶ原樹海を形成したことでも知られていますが、こんな所まで流れてきたかと思うと恐ろしいですよね。
道路から一歩入ると、木々が鬱蒼と生い茂るなか、溶岩樹型が点在しています。こちらは「溶岩スパイラクル(溶岩水蒸気噴気孔)」と呼ばれるもの。溶岩スパイラクルは、溶岩流に取り込まれた樹木等の水分が蒸気化してガス圧が高まり、溶岩を突き抜けて爆発した噴気孔のことだそうです。完全な形で残っているのは世界的にも貴重なのだとか。
地味なスポットではありますが、富士山の自然を物語る貴重な場所でもあり、気軽に見学が可能です。さて、この後は西湖根場浜から富士山を眺めてきました。
つづく。
MEMO
- 撮影:2016.10.15
- Wikipedia-鳴沢溶岩樹型