人穴浅間神社(静岡)からのダイヤモンド富士

人穴浅間神社(静岡)は、富士講の聖地であり、それ以前からも富士山信仰とのかかわりがあったと考えられている場所。鎌倉時代の歴史書・吾妻鏡には、浅間大菩薩の御在所とも記され、古くから神聖視されていたことが窺えます。

このような地で、ダイヤモンド富士を見られないものかと調べたら、どうやら見えそうではある。
ということで、いよいよ、その時期が到来したことから友人と出かけてきました。

さて、いつもの如く、前夜は「道の駅朝霧高原」に車中泊。
早朝、人穴浅間神社へ向かう途中、国道139号沿いでは綺麗に咲く桜が見られました。
富士山と桜(富士宮スノーステーション付近)

人穴浅間神社の社殿辺りは、木々に覆われ展望が利きませんが、鳥居前からはご覧のとおり。
前回の参拝は、富士山が見えるかの確認でもあったんですよね。
但し、気になるのは東の空を遮る雲。果たしてダイヤになるのだろうか・・・
人穴浅間神社(静岡)の鳥居と富士山

不安と期待が入り混じるなか、その瞬間を待っていると・・・
人穴浅間神社(静岡)からのダイヤモンド富士

人穴浅間神社(静岡)からのダイヤモンド富士

人穴浅間神社(静岡)からのダイヤモンド富士
薄い雲があるため淡い日光ではあったものの、念願叶って鳥居越しのダイヤモンド富士を見ることができました。
昔は、この場所だけではなく、社殿や遺跡群をも神々しく照らしていたのでしょうね。
(この地区は戦中、軍事演習地になったため、当時の社殿は芝山浅間神社に遷されています)
というのも、周囲の木々は戦後に植林されたもので、それ以前は富士山が綺麗に見えていたそうです。その当時の景色を目にしてみたかったな。
  
ちなみに、神社前の県道75号は歩道がないので、撮影時はご注意を。 

MEMO

・撮影:2015.04.12
・ダイヤモンド富士観測時期(目安):4月中旬/8月末、6時半頃
・無料駐車場有り