訪れたのは7時頃。さすがに、この時間に来ている人は殆どおらず、この滝を静かに感じ入るには良い時間帯でした。
絹糸にも例えられる水の流れは、岩から染み出す湧水と芝川の支流によるもの。どちらも富士山の恵み。
振り返れば、前回訪れたのは4年前 。台風15号によって、大きな被害を受ける2週間前でした。(過去記事)それから暫くは、滝壺へと行くことが出来なかったのですが、またこうして間近で見られるようになったのは有難い。何度も振り返りつつ、白糸の滝を後にしたのでした。
一方、音止の滝は落差約25mで、男性的な滝。滝の名は、曽我兄弟が父の仇である工藤祐経を討つ密議中、滝の轟音で話が聞き取れないことから神に念じたところ、たちどころに滝の音が止んだという伝説に由来するのだとか。崩落の危険性があるようで、見られるポイントが限られるのが残念ですね。
対照的な2つの滝を、ほぼ貸切のような状態で静かに観賞できて良かったです。この後は、お鬢水(おびんみず)へ。つづく。
追記:
"白糸ノ滝、富士山と"共演" 展望場開設 富士宮市※2015年5月30日に展望場に寄ってみました:「白糸の滝と富士山を望む展望場へ」
富士宮市は28日、世界遺産富士山の構成資産の一つ、白糸ノ滝(同市)の右岸上部に整備した展望場の供用を開始した。霊峰と滝の“共演”を観賞できる唯一のスポットで、多くの観光客が写真撮影を楽しんだ。" 引用-2015年5月29日静岡新聞
※2015年11月21日に再訪:「滝壺の二重虹と紅葉~白糸の滝(静岡)」
MEMO
- 撮影:2015.04.12
- 富士宮市-白糸の滝
- 駐車場有り:公営(08:30~17:00、普通車¥500)、民間(¥200~300位)
- wikipedia-の日本滝百選
- Fujisan Watcher : 世界文化遺産 富士山と構成資産