延命院入口には、九曜紋に「真言宗 智山派 延命院」と記された寺号標。
菅生沼七福神の一つ毘沙門天。(不開帳)
宝永7年(1710)に建立されたという観音堂。堂内の聖観音立像(不開帳)は、伝教大師作と伝わるのだとか。
こちらが不動堂で、この背後に平将門公の胴塚があります。延命院のご本尊は、延命地蔵菩薩。本堂は昭和39年に不審火で焼失したのだそうです。
坂東市の天然記念物に指定される大きな榧の木。その根に抱かれるように、将門公の胴塚と伝わる塚があります。この塚は、将門山、神田山(かどやま)とも称され、「将門山古墳」として坂東市の埋蔵文化財に指定されています。この地が相馬御厨の神領だったことから、あばかれることなく、現在におよんでいるのだとか。その他、脇には大手町の将門塚から移された石塔婆もあります。
お参りするのは昨年末以来でしたが、いつしか塚を取り囲む柵がなくなっていました。それにしても、この榧の木は、何度見てもその存在感に圧倒されてしまいますね。その前には、塚を優しく見守るかのように佇む観音様?とお地蔵様。
休日でも訪れる人はそう多くはないですが、大切にされていると感じられる場所。
この後は、平将門公終焉の地(諸説あり)とされる国王神社(坂東市)へ。
つづく。「平将門公終焉の地・国王神社(茨城県坂東市)」
MEMO
- 参拝日:2015.10.25
- 坂東市-延命院と胴塚
- 無料駐車場有り