穂高奥宮参道入口から仰ぎ見る明神岳(2,931m)。
明神橋を渡って右岸へ。
神社手前の嘉門次小屋。日本近代登山の父、W・ウエストン夫妻の山案内人として有名な上條嘉門次(1847~1917)が建てたのがはじまりで、その後増改築を経て現在に至るそうです。
そして、穂高神社奥宮へ参拝。ご祭神は穂高見神(ほたかみのかみ)。綿津見(わだつみ、海神)の神の嫡子で安曇連の祖とされています。穂高岳(奥穂高岳)頂上には、嶺宮が祀られています。
さて、拝観料(¥300)を払い、明神池へ。一之池と明神岳。明神岳の由来は穂高大明神で、かつては穂高大明神が鎮座する山という意味で、穂高岳全体を指していたといいます。
澄み切った水を湛える明神池は、神秘的ですらありました。善光寺名所図会には霊湖とされ、鏡池、神池ともいわれたのだとか。
こちらは二之池。二之池は、点在する岩や木々が庭園のようでした。
かつては三之池もあったそうです。眼前に聳える明神岳と澄み切った明神池が神々しくて、少しの間佇んでいきました。霊湖とされるだけあって、神秘的な魅力が感じられる場所でしたよ。
さて、この後は、梓川右岸を歩いて河童橋へ。つづく。(上高地(長野)・明神池へ-3(明神池~右岸~岳沢湿原~河童橋))
MEMO
- 撮影:2015.09.14
- 上高地公式ウェブサイト
- 穂高神社奥宮
- 歩行距離約12㎞(上高地温泉ホテル→河童橋→左岸→明神池→右岸→河童橋→上高地ルミエスタホテル)