天園ハイキングコース中には、このような露岩が至る所で見られ、なかなか趣があります。
大平山への登り。苔のつく露岩上は、雨の時などは滑り易そう。
鎌倉市最高地点の大平山(159.2m)に到着すると、展望が開けます。しかし、左側はゴルフ場なんですよね(笑)ここで小休止した後、天園に向かいました。
大平山を振り返ると岩山のよう。
その後、先にある天園峠の茶屋で、南側の景色を眺めながらお茶休憩。ちなみに、峠の茶屋前には、横浜市最高地点(159.4m)の説明板があります。以前は見過ごしていましたが、大平山(鎌倉市最高地点)が159.2mで、横浜市最高地点が159.4mってどういうことだろう?? しかも説明には、「山頂は鎌倉市域」と記載されている。鎌倉市最高地点の看板の場所が山頂ではないということか・・・
ふと疑問に思い、後日、国土地理院の地図と基準点を見ると、峠の茶屋奥が大平山山頂のようですが、だとすれば鎌倉市最高所はそこではないのだろうか・・うーん、謎だ・・
茶屋を出て、少し先の岩上からの景色も綺麗でしたよ。雪化粧した富士山が薄らと見えていたのですが、写真(右側)では厳しいですね。
この辺りの竹林も良い雰囲気ですよね。
前回は金沢文庫駅へ進みましたが、今回は瑞泉寺へと向かいます。分岐は「瑞泉寺 経由 鎌倉宮」と「獅子舞 経由 鎌倉宮」と分かれています。こんな切通もあったりで、なかなか面白いですよね。
こちらは貝吹地蔵。
「新田義貞の軍に攻められ(1333年)自害した北条高時の首を守りながら敗走する北条氏の部下たちを助けるため貝を吹き鳴らしたという」(説明板)これは大亀石というのだそうです。そう言われれば、亀に見えなくもないな。鎌倉を鶴の五芒星と亀の六芒星に見立て、その線上や交差点に存在する主要な山や岩、寺院などが示された地図もあり興味深い。かごめうたを思い出してしまいましたよ。そういえば、鶴岡八幡宮にも鶴亀石があったよな。
こんな景色を楽しみつつ、瑞泉寺へと下りていきました。
つづく。(鎌倉アルプス・天園ハイキングコースへ(3))
MEMO
- 撮影:2015.10.12
- コース:北鎌倉駅~建長寺~半僧坊~勝上けん展望台~十王岩~大平山~天園(六国峠)~瑞泉寺~鎌倉宮~鎌倉市農協連即売所~由比ガ浜~鎌倉駅、距離約13.5㎞(拝観含む)
- Wikipedia-神奈川の景勝50選
- ハイキングコース上のトイレ:建長寺境内(唐門前)、天園、瑞泉寺、鎌倉宮、由比ガ浜