こちらは一の鳥居。ちなみに駐車場は二の鳥居近くにあります。 一の鳥居から一歩入れば、そこはまるで異空間のよう。二の鳥居までの約300mにわたって、樹齢300年を越えるといわれるヤブツバキやタブノキ等の木々が鬱蒼と茂っており、「こりゃ凄い!」と思わず呟いてしまったほど。 なんともいえぬ清々しい空間。さすがは「酒列磯前神社の樹叢」として茨城県天然記念物に指定されているだけありますね。 先には狛犬と二の鳥居が見えてきます。手水舎の裏側が無料駐車場になっています。 二の鳥居のまわりには「水戸斉昭公腰かけの石」や境内社、さらには海亀の像があります。この海亀の像は、宝くじの高額当選をした方がお礼に奉納されたもので、お参りした後に亀の頭をさすると宝くじが当たるといわれているのだとか。 ご祭神は少彦名命(主祭神)、大名持命(配祀神)。文徳天皇の斉衡3年(856年)12月29日、常陸国鹿島郡大洗磯前にご祭神が御降臨され、大洗磯前神社とこの酒列磯前神社がともに創建されたと伝わっているそうです。かつては第一鳥居付近(旧社地の看板あり)に鎮座していましたが、3代水戸藩主・水戸綱條公により現在地に遷座再興されたのだとか。 ご利益は「病気平癒、健康長寿、家内安全、商売繁盛、漁業、知徳剛健」とされています。なお、社殿上部には左甚五郎の作と伝わる「リスとブドウ」の彫刻もあります。
以前、大洗磯前神社を参拝してからというもの、この「酒列磯前神社」が気になっていたんですよね。ようやくお参りすることができましたが、とても強く印象に残る神社でした。